冷え性を根本から改善するために、何が必要なのかをネットで色々と調べたら、情報がありすぎてわかりませんでした。
ただ、現代人は食べ過ぎによる病気に悩まされていることが多く、断食で冷え性が改善したという話もあり、気になりました。
しかしながら、断食はハードルが高いので、今回は朝ごはんのカロリーを抑えることで効果を試します。
なぜ、冷え性を根本から改善したいと思ったのかの記事は、頻尿から救われたい【冷え性改善温活記録①】 - 桜雨のおいしいブログに書いてます。
なぜ朝にカロリー制限をするのか?
夜に食べすぎることが多いので、胃腸を休めたいというのも理由の1つですが、冷え性の原因の一つに血液がドロドロしているというものがあります。
自分は揚げ物を夜に食べたり洋菓子も好きなので、血液が少しはドロドロしているかもしれません。
というわけで、朝にカロリー制限をして、余分な脂質をカットすることで血液がきれいになりやすいかなと思いました。
ついでに、オートファジーが働き、血液の質もより改善してくれたらいいかなって。
我が父は高脂血症で糖尿病と血管や血流に関する病気で、その父を見ては血流の改善やサラサラ血液って本当に大事なんだなって思っています。
オートファジーとは?
オートファジーとは細胞が細胞内の不要な物質を分解する働きのことで、これにより、生活習慣病の予防や健康寿命が伸びると言った効果があるとされています。
これは常に24時間緩やかに行われているのですが、断食をしたり、カロリー制限をして、空腹時間を長くすることでより活性化させることができます。
過去にオートファジーを活性化させる断食をしたのですが、空腹過ぎて大変だったのと隣で母がおいしそうに食べるのを見ているのが辛かったです。
それで、今回は朝食に限ってカロリーをできる範囲で制限することにします。
これにより血液の質を改善して、冷え性を改善を目指していきます。
やってみた
ルールを決める
月曜日から金曜日の朝に行います。厳しいと辛いので、ゆるくやっていきます。
色々と調べると、1食あたり500kcalから600kcalの献立が多いなと思いました。
年令や性別にもよるのですが、1日の摂取カロリーは1500kcalから2000kcalくらいが理想とされているので、その3分の1を目安に作っているのかもしれません。
そういうわけで、単純に、300kcal以下を目指すことにします。この数字に理由はありません。厳密はやらず、ゆるく目指します。
月曜日
月曜日の朝ごはんはりんごと鉄分強化タイプのヨーグルトにしてみました。
食べて2時間後くらいにはすごくお腹が空きましたが、体がとっても軽くて調子はいいです。しかし、その後、腹が空き過ぎて、飯のことしか考えられなくなりました。
この日の朝ごはんは朝8時30分くらいに食べているのですが、9時頃に食べても問題なかったなと思いました。
それで、肝心の冷えのほうですが、よく冷えを感じました。体の調子は軽くていいんですが、とにかく寒いです。
りんごは薬膳では体を冷やすと言われています。加熱をしたり、シナモンでもトッピングすれば冷えは抑えられるのですが、面倒だったので生食。
冷え軽減の観点から、りんごの生食はよくなかったです。
火曜日
この日は買い物に行くため、結構動き回るので朝からしっかり食べていきます。パスタ50gを作り置きの野菜スープに入れたやつとヨーグルトとゆで卵です。
300kcalを少しオーバーしてしまいましたが、緩くやるというルールがあるのでセーフ。
カロリーをとにかく抑えた月曜日よりは体の軽さは感じなかったのですが、冷えも感じませんでした。
朝にタンパク質のものや穀物を食べると体を温めやすくなるそうです。パスタとゆで卵が冷えに対していい結果をもたらしてくれたのかもしれません。
ただ、薬膳的には小麦は体を冷やす性質を持っています。今回は温めているのでその性質は軽減されています。
体を温める効果があるネギなどの薬味をトッピングして、小麦粉の持つ冷えの効果を更に軽減すると言った工夫はできたと思います。
水曜日
余っていた春巻の皮を茹でたものに、余っていたミートソースに納豆を入れたものをかけたものです。
大体350kcalくらい。ごめん、カロリーオーバーだしボリュームも多すぎた。
でも、余り物を消費したいや納豆を食べたいという自分の気持ちが勝っていた。春巻きを茹でた所、変な感じになったので茹でちゃ駄目だったんだなーと反省。
ただ、ミートソースにはお肉は少しだけなんですが、体を温める野菜である玉ねぎがたっぷりと入っているからか月曜日のような酷い冷えは感じなかったです。
木曜日
8枚切り食パンのトーストにミックスビーンズときくらげの中華煮を乗せたものです。
……実はこの日は鏡開きの日だったので、餅をどろどろに溶かして作ったポタージュも少しいただきました。
それでも、300kcal以内に収まっていると思います。
この日は寒い日で、体も常時寒かったです。ただ、頻尿は想像よりもなく、体も重さやだるさはなかったです。
金曜日
煮ておいた野菜と油を使わないで作った目玉焼きを乗せたミルクのスープパスタです。350kcalくらいです。オーバーしましたね。
がっつりと温かいものを食べたおかげでお腹が温かいです。手先も温かいです。
カロリーが増えますが、片栗粉でとろみをつけて、胡椒とかをいっぱい入れたら、もっと体が暖かくなったと思いました。
やってみて感じた感想
冷え性に向かない朝ご飯はヨーグルトとフルーツ
果物+ヨーグルトは消化には良いのか内臓が軽くなったのを感じました。消化機能が良くなったのかその後の食事も気持ちよく食べることができました。
ただ、朝の8時30分頃に食べて、10時にはもうお腹が空いたので、遅い朝ごはんやおやつにはおすすめの組み合わせだと思います。
内臓を休めたい時にはいいのですが、体が冷たくなり、冷えにも悩まされたので、果物+ヨーグルトをする場合、冷えを改善するための工夫が必要だと思いました。
薬膳では果物は加熱もしくはドライフルーツにして冷えを軽減させます。
ドライフルーツにするか加熱した上で、乳酸菌が生きている範囲内の温度でヨーグルトも温め、八角やシナモンをトッピングすべきでした。
冷え対策ではなく体の中を細胞レベルからきれいにしたい時には良さそうです。
冷え性向きの食事は肉+穀物
色々なタンパク質がありますが、肉が一番体が温まると思いました。それと、穀物を組み合わせることです。
穀物は米・雑穀・豆・麦が該当しますが、麦は薬膳では体を冷やすとされるので、温活なら米がいいでしょう。特に、もち米は体を温める声質を持っています。
薬膳で体を温めると言われているタンパク源は鶏肉と羊肉です。
近所のスーパーはどこも羊肉が高いんですけど……。好きなんですが、今は鶏肉を買ってます。円高時代になったら、安くなるのかしら。
とりあえず、食うものは温めたほうがいい
薬膳とか書いてますが、そんなことは抜きにしても冷たいものより温かいもののほうが食後も手足が温かいです。
冷え性を改善したいなら、何も考えず温かいものを食べることを意識するのが良さそう。
試してみたい方向けアドバイス
300kcal以下に抑えるコツ
・食事の量を軽食レベルか腹7分目に抑える。
・油脂分を使わない。
・お肉を食べるなら、赤身肉や鶏むね肉を選ぶ。
量を腹7分目程度にする&脂質を抑えることが300kcal以下に抑えるコツです。
油をたくさん使うとカロリーがどうしても増えすぎてしまいます。
主食+タンパク質の組み合わせにする
一番、冷え性が軽減できたと感じたのが主食(穀物)とタンパク質の組み合わせでした。
だから、朝はパンかご飯かオートミール、そこに、肉や卵をちょっとつけてあげるのがいいかなと思います。
献立アイデア・和食編
納豆ご飯なら300kcalに収まります。他にも、ご飯+焼き魚でも収まります。
ご飯を玄米か雑穀米にすれば、無理なく食物繊維やミネラルも摂取できます。ただ、雑穀の種類によってはカロリーオーバーになるものもあります。
個人的に冷え性対策の場合のカロリー制限は厳密にやる必要はないと思うので、多少オーバーしても良いと思います。
和食は油脂分を使わない料理も多いので、結構、簡単に300kcal以下でも満足感のある献立を作ることができます。
献立アイデア・洋食編
パンを使った献立は300kcalを超えやすいです。理由はパンと相性の良いものがチーズやハムなどカロリーが高いものが多い&油を使う料理が少なくないから。
元々、パンは材料に油脂分を使っているものが多く、カロリーが高くなりがち。そこに、バターやジャムを塗った上に、タンパク質のおかずをつけると300kcal超えます。
バターやジャムは極力使わないようにしましょう。
パンに低脂肪マヨネーズと水煮のツナで作ったツナマヨを乗せるオープンサンドなら300kcalに収まります。
ウィンナーや目玉焼きはおいしいですが、調理に油を使うとカロリーが跳ね上がるので、油を使わないようにしてください。
試してみたい方向けの注意点
冷え性の原因は人それぞれです。たとえば、冷え性の原因の1つに栄養不足があります。ダイエットとかでカロリーや糖質を制限しすぎても冷え性の原因になるんです。
そういう人はPFCバランスを意識した食事にすることで冷え性が改善するかもしれませんので、試すことはおすすめしません。
カロリーだけに目を向ければ、300kcalに抑えることは簡単ですが、大事なのは食事の内容です。菓子パンはやっぱりだめです。
300kcal以下で栄養バランスを整えるのはけっこう大変ですが、バランスは大切です。
試してみた感想
カロリー制限は冷え性対策にはおすすめできない
カロリー制限は短期的な冷え性対策としては効果はないのかなと思いました。長期は試していないのでわかりません。
まず、体を温める効果が一番感じたのが穀物+肉の組み合わせ。どちらもカロリーは決して低くありません。
つまり、ある程度のカロリーを摂取したほうが体は温かくなりやすいのです。
料理の温冷も大切
果物+ヨーグルトのようなものは胃腸も休まり、消化機能が上がった気がしたので、定期的にやる分には健康にはいいんだろうなとは思いましたが、体が冷えました。
果物を取り入れる場合、体の冷えを軽減する工夫が必要です。逆に温かいものやタンパク質のものを食べると、体は温かかったです。
このように、食事内容によって体の冷たさにはかなり違います。カロリーの差もあるのでしょうが、料理の温冷の差もかなりあります。
結論・しっかり食べよう!
今回は朝だけではありますが、とりあえず、カロリーを制限して、少しでも血液をきれいにして、血流をよくして冷えを改善しようという目的でやりました。
やってみた後のことなのですが、父が高脂血症の改善のために病院に行ったのです。治療開始から1ヶ月経ってもなかなか改善されないんですね。
だから、短期で血液をきれいにするというのは難しいことなのだと思いました。長期的にやったら血液もちゃんときれいになるだろうから、また違う結果になるのかもしれません。
そういうわけで、短期的な冷え性改善を目指すのなら、カロリー制限よりも温かいものをしっかり食べることを意識するべきだと感じました。
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