手作りスパイスカレーがまずかったり物足りない原因と解決法

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いつぞや毎日、スパイスカレーを作っていた時があったのですが、その時、おいしくできた時もあればおいしくない時もありました。

なんというか、まずくはないけれど、物足りないんですよね。そうしたら、同じようなカレーを作っている方がいるのを知りました。

今ではそれなりにおいしいカレーを作れるようになりましたが、それは物足りなさやまずさを解決するのはちょっとしたコツを知ったからです。

今回は手作りスパイスカレーがまずかったり物足りない原因と解決法をお伝えします。

 

 

手作りスパイスカレーがまずかったり物足りない原因

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手作りスパイスカレーがまずかったり物足りない原因は主に2つです。

 

・塩不足

・コク不足

 

どちらか、もしくは両方が当てはまります。塩が足りないと玉ねぎやトマトをしっかり炒めても味がぼやけ、本当にまずいです。

塩がしっかりしていれば、玉ねぎやトマトの炒めが多少不十分だったり、多少コクがなくてもそれなりの味にはなります(ただし、本当にそれなりなので、おいしいけどふーむと考え込む感じです)。

コクと旨みは玉ねぎやトマトの役目

基本的にコクは玉ねぎとトマトを炒めて出します。前の項でも述べましたが、しっかり炒めることができないとそれなりにしかなりません。

ただし、しっかり炒めても例外があり、まずいトマトを使った場合です。カレーはシンプルなので、トマトがおいしくないとどうしようもありません。

レシピに生トマトの指定があっても冬場の生トマトは味が落ちているため、まずくなることがあります。冬場はトマト缶やトマトペーストを使ったほうがいいです。

なお、ポークヴィンダルーを作ったけれど、酸っぱくてまずいという場合は砂糖や蜂蜜といった甘みを少し足すと、酸味が和らぎ食べやすくなります。

 

 

塩不足を解決する方法

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塩味をしっかりつける

人間はどのような料理であっても、塩分量1%前後の味付けが一番おいしく感じるようになっています。塩がしっかりとしていないとコクがあってもまずいです。

そのため、おいしいカレーを作るには面倒でも毎回、カレーのグラム数を測ってから1%の塩を入れることですが、正直、面倒なので、大体の塩の目安をお知らせます。

1人前汁ありなら小さじ半分より少し少なめ、汁がない場合は小さじ4分の1です。ただし、塩は製品によって塩分量がかなり違うので最終的には味見をしながら要調整です。

肉に塩で下味をつける

やり方はカレーに加える塩の半分ほどを事前に肉に振っておくだけです。残りの塩はカレーを作る途中で加えます。

スパイスカレーは香りを楽しむために出来たてを食べるのがいいのですが、出来たては塩が肉などの具に染みこんでいないため、具を食べても味がないと感じてしまいます。

味がないと当然物足りないうえにまずいと感じてしまいますが、事前に肉に下味をつけておくことで、解決することができます。

コク不足を解決する方法

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玉ねぎとトマトをしっかりと炒めることがコク不足解消の大事なポイントですが、それ以外にも下記の方法でコクを追加することができます。

 

・骨付き肉を加える

・チキンブイヨンやコンソメといった顆粒ダシを使う

・カツオや昆布などのダシを加える

・チーズやヨーグルトといった乳製品を加える

・ピーナッツやカシューナッツを砕いて加える

 

基本的に肉や魚を煮込んだり顆粒ダシによる旨み、乳製品やナッツの油分を加えることでコクをプラスできます。

なお、顆粒ダシは結構な塩分も含んでいるので、通常の量の塩を入れるとしょっぱくなるかもしれないので味見しながら調整してください。

骨付き肉でコクを足す場合

骨付き肉でダシを出す場合、玉ねぎとトマトを炒めた後に、水と一緒に加え、一度沸騰させ蓋をして最低でも弱火で20分は煮込みましょう。

長く煮込んだ肉は旨みが出てパサつきやすいので、おいしさを追求したいならダシ用と食べる用の肉を用意するのがおすすめです。

食べる用の肉はカレーが出来上がる少し前に入れ、火が通れば完成です。

顆粒ダシでコクを足す場合

長時間煮込む時間がない時に便利なのがブイヨンやコンソメですが、こちらはお好みのものを袋の表記に従って使ってください。

ほんだしといった和風のものでもスパイスカレーはおいしく出来上がるので、こちらは和風の味つけにしたい時に便利です。

乳製品でコクを足す場合

乳製品(ココナッツミルク含む)でコクを足す場合、複数の方法があります。

 

・鶏肉といった肉類をヨーグルトでマリネして、半日以上漬け込む

・玉ねぎとトマトを炒めたら、ヨーグルトを加える

・牛乳やココナッツミルクで煮込む

・仕上げにバターや生クリームを加える

 

肉類をマリネする場合と炒めている最中のカレーに加える場合のヨーグルトは1人前小さじ1から大さじ1が目安ですが、好みで調整してください。

牛乳やココナッツミルクを加える量も好みで、生クリームは仕上げに1人前小さじ半分、バター5グラムを目安にしましょう。

生クリームとバターは加えすぎると味がくどくなりすぎますが、濃厚な味がいいという場合は量を増やしてください。

ヨーグルトは加えすぎると酸味が強くなるので、酸味を抑えたい場合は違うものを加えたほうがいいです。

乳製品を使う時は注意が必要!

乳製品は火を通しすぎたり沸騰させると分離するので、長時間煮込む場合は弱火で沸騰させないようにします。仕上げに加えて、さっと煮込むのがおすすめです。

レモンなど酸味のあるものと一緒に加えると分離してしまうので、乳製品のカレーに酸味があるものを加える場合は少量だけにしましょう。

ナッツ類でコクを出す場合

ナッツ類は丸ごと入れて煮込むよりは以下の方法で加えるのがおすすめです。

 

・ナッツを粉にするか市販のパウダーを加える

・ナッツを水で柔らかくなるまで煮てから、ミキサーで牛乳と一緒に砕いて加える

 

ナッツはカシューナッツが使われることが多いです。分量の目安はパウダーなら1人前小さじ半分。ペーストならナッツ25g牛乳50mlほどになります。

コクを出すための隠し味としてピーナツバターを加えるのもおすすめですが、ナッツ類は加えすぎると、豆臭くなるので入れすぎに注意しましょう。

 

 

手作りスパイスカレーをおいしく食べよう

手作りスパイスカレーはまずいし物足りないという感想を持つ方は少なくないようですが、大抵は塩かコクのどちらかが不足しています。

スパイスやダシでおいしく減塩ができると料理雑誌には書いていたりしますが、スパイスもダシもおいしさを引き出すのは塩です。

塩加減をちゃんとするだけでスパイスカレーは驚くほどおいしくなるので、まずかったり物足りなかったという方も再び作ってみませんか?

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初公開日2020年9月21日改稿日2023年8月18日