ある時、フレンチトーストについて色々と調べていたら、香港式という変わり種を見つけてしまいました。
大好きなピーナツバターを使ったそのフレンチトーストがおいしそうだったので、作ってみることに。
詳細を知りたい!
香港式フレンチトーストの情報は乏しく、本場は油で揚げるらしいけれど、「私はカロリーが怖いから、普通に焼きました」みたいなのが多かったです。
それなら、作るなよと思いましたし、こっちが知りたいのは本場のレシピです。日本語しかできないと明らかに情報収集の面において不利だなと感じました。
で、信頼できそうだなと思い、今回参考にしたのは以下の2つです。
櫻井景子先生の香港レシピ教室 フレンチトーストの巻 | 香港ナビ
基本は、
1.食パン2枚の耳を切り落とし、ピーナツバターを塗ってサンド
2.卵液に浸し、大量の油で揚げる
3.仕上げにコンデンスミルクやバターを乗せる
カロリーしかないレシピです。興味がそそられますね。
ちなみに、この香港式フレンチトーストは元は屋台のフードで、焼くより揚げたほうが短い時間で出来るからということで、焼きから揚げに変化していったそう。
屋台って客も待ってられませんもんね。
それでは、脂ぎっちょりフレンチトーストをやりましょう。
作っていくよー
食パン1枚の耳を切り落とし、ピーナツバターを塗ります。
本場はカヤジャム(ココナッツミルクのジャム)を塗ることもあるみたいですね。
そして、溶きほぐした卵を吸わせます。牛乳やお砂糖は入れません。なんか、ピカタみたいですよね。
今回は参考レシピ通りに多めの油で揚げ焼きです。
家庭でやる分には揚げ焼きが丁度いいですよね。油も今高くなってるし、処理も面倒くさいし。で、側面も焼いていきます。この時、トングがあれば楽だと思いました。
でも、我が家にそんなものはないので、ゴムベラとスプーンでやりました。箸でやったほうが良かったかもだけど、取りに行くのめんどうかった。
皿に乗っけて仕上げに、お好みでバターと練乳。現在、家にバターがないです。残念です。
食べるよー
今日の献立はフレンチトースト以外に菊の味噌汁とりんごの皮ジャム乗せヨーグルトです。
ブログ主が済む青森県には食用の菊があり、おひたしや酢の物などにしていただきます。保存食として干菊というものもあります。
それで、フレンチトーストの見た目は四角い塊。豆腐要素ゼロなのに、見た目の厚揚げ感すごいな……。
じゃあ、偽厚揚げにナイフを入れましょう。表面は卵のみで焼いているので、サクカリッとしていて、よくあるフレンチトーストとは違います。
パンは卵をすっかりと吸い上げているので、真っ黄色。
食べてみると、表面はよく焼いた卵焼きのカリカリ感があって香ばしいです。ピーナツバターの塩気と控えめな甘さがおいしくて、加熱してるから少し柔らかくなって、パンとよく馴染んでいます。
……うん、でもね、これはフレンチトーストというよりはオムレツトースト。フレンチトーストとして食べると違和感があるので、頭を切り替えます。
結構、多めの油で焼いた割には脂ぎっちょりしてなくて、思ったよりも軽いですね。パンの中まで油が浸透するのかなと思ったら、浸透してなかったです。
このまま食べても十分おいしいですが、本場に習って練乳をかけてみます。
練乳をかけると、甘さが追加されてちょっとくどく感じたので、個人的に練乳はなし。
イチゴやマンゴーのソース、酸味のあるトマトケチャップのような酸っぱいものをプラスして爽やかさを追加したくなりました。
まとめ
おいしかったですが、フレンチトーストとして食べると違和感があります。ただ、オムレツトーストとして食べると、表面がカリカリしていて香ばしくてとてもおいしかった。リピしたいと思いましたもの。
ネットでカロリーが気になるとかいう感想読んでたから、食べてみて思ったよりもオイリーじゃなくて拍子抜けしたんですよね。
ボリュームはあるのですが、最後まで油でくどいとか思うことなく、おいしく食べられました。
簡単に作れるので、興味があれば作ってみてください。