寒くなってくるとおいしくなるのがおでんですよね。
地域によって様々なバリエーションもあり、具材も様々あります。
この記事では関西と関東のおでんの特徴と定番の具材の違いについて紹介しています。
関東のおでんの特徴
関東のおでんはかつおと昆布で濃いめにとって、濃口醤油を使います。みりんや砂糖もしっかりと入れる甘辛い味付けが特徴です。
濃口醤油を使うため、出汁や具にしっかりと醤油の色がついて、食欲をそそります。甘辛い味で食べごたえもあります。
関東風のおでんを作ってみたいという人は以下のレシピのリンクを置いておきます。
じっくりコトコト♪ 関東風おでんのレシピ動画・作り方 | DELISH KITCHEN
関西のおでんの特徴
関西のおでんのダシは昆布と鰹で取り、醤油は薄口醤油です。中には塩を入れるレシピもあります。味つけはやや甘め。コンビニのおでんも関西風をベースにしています。
薄口醤油なので、色が薄くて、具材にも醤油の色がつかないのできれいに仕上がります。色が薄いので、塩分も少ないイメージですが、そういうわけではありません。
濃口醤油が大さじ1の塩分が2.6gに対し、薄口醤油は3.0gのため、同量の醤油を入れた場合、関西風おでんのほうが塩分量が高くなります。
関西風のおでんを作ってみたいという人のために以下のリンクを置いておきます。
具材のうまみ凝縮! 関西風おでんのレシピ動画・作り方 | DELISH KITCHEN
関西と関東のおでんに共通して入れる具
関西と関東以外にも全国的に以下の具が共通の具となっています。
・練り物
・大根
・卵
・こんにゃく
練り物はちくわやさつま揚げのことですが、地域によって形は様々でかなりバリエーションがあります。
関東のおでんの定番の具3つ
すじ
すじはサメの筋や軟骨から作った練り物の一種で、見た目はかまぼこに近いです。
軟骨が入っているので、コリコリとした食感を楽しめます。
ちくわぶ
ちくわぶは小麦粉と塩と水を混ぜてこねた生地を、ちくわのように棒に巻きつけて茹でたり蒸して作ったものです。
もちもちとした食感が持ち味です。
はんぺん
はんぺんは白身魚を主原料にして作った練り物の一種で、卵白や山芋を入れて、白くてふわふわとしているのが特徴です。
少し火を通すと膨らみますが、長時間火を通すとしぼみます。
関西おでんの定番の具3つ
牛すじ
最近、コンビニでも見かける牛すじは元々関西の定番の具です。
タコ
関西のおでんにはタコの足が入っています。使われるタコはマダコが多いです。
おでんにタコを入れると、食感も楽しめる上にダシが溶け出して旨味が増します。
クジラ
サエズリやコロと呼ばれて食べられています。
サエズリは髭クジラの舌のことで、脂肪分が多く、甘いのが特徴。
コロはクジラの皮を油で揚げて乾燥させたもので、モチモチフワフワとした食感が特徴です。
まとめ
甘辛くしっかりと煮るのが関東風のおでん、甘めのだしつゆで煮たのが関西風のおでんです。
関東ならではの具ははんぺん、すじ、ちくわぶ、。関西ならではの具はタコ、牛すじ、クジラ(さえずり、コロ)です。
関西風のおでんはコンビニでも買うことができ、今では主流となっていますが、関東風の甘辛く煮たおでんもおいしいです。
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