
来ていただきありがとうございます。
早速ですが、チーズがどのように作られているかご存知ですか?
チーズって、実は牛乳から水分を抜いて、別の食べ物に変えたものなんですよね。
酸で固めるだけの簡単なものもあれば、乳酸菌や酵素、熟成の力を借りるものもあります。
つまり、チーズの多くには乳酸菌が一枚噛んでいるのです。
乳酸菌が一枚噛んでいる乳製品と言えば、そう、ヨーグルトです。
ヨーグルトに塩を加えて、一週間冷蔵庫に入れておいたら、何かしら、チーズのような風味がどこか遠くに生まれる可能性があるのではないか。
現在の我が家の家計は火の車。
私は食べ物をケチったら、ブチギレる人間なので、食べ物以外を極限までケチった結果、今年はとうとう靴下すら買えず素足に靴を履き、冬用のズボンで30度近い天気の屋外を練り歩く始末。
チーズなんぞ買う金はないし、もっと大事な部分にカネを使わないといけないのはわかっていますが、我が家はそれでなんとかなるレベルじゃねーんだよ。
そうなった人間ってーのはな、ヤケを起こして、ヨーグルトで遊びだすんだ。
失礼。取り乱しました。
さてさて、結果はどうなんでしょうね。
まずは水切りヨーグルトを作ります。
ザルにキッチンペーパーを入れて、ビヒダスを入れます。
この記事を執筆していて、気づきましたが、ビヒダスにはビフィズス菌が入っています。
ビフィズス菌は何かしら影響があるのでしょうか。悪影響だったら困ります。

翌日には水切りヨーグルト200gに塩4gを混ぜて、キッチンペーパーにくるんでおきます。
ここから7日後に彼らはきちんとチーズっぽい風味になってくれるのでしょうか。それとも、単なる塩漬けヨーグルトという中途半端な存在で終わるのでしょうか。
期待と好奇心の高まりにより、タイムマシンが欲しくなりました。

塩を混ぜてから、二日目が経ちました。
正直、私は舐めていました。
「もう水分なんて大して残っていないだろう」と。
しかし、現実は違いました。
まだ結構な量の水分が出ているではありませんか。
ヨーグルト、お前……どれだけ水を抱え込んでいたんだ。
どうやらヨーグルトというものは、見た目以上に保湿力が高いようです。
指に水分や油分がないせいで、ビニール袋を開けられない私としては、その能力だけは見習いたい。

ちなみに、ヨーグルトは水分が抜けてぽってりとしています。

以後これといった変化もなく、毎日、キッチンペーパーを取り替え、タッパーを洗い、続けます。
それからの日々は本当に、何一つ変化がありませんでした。
例えるなら、世界でただ一つだけ時が止まってしまったかのようです。
そして、一週間が経過。固くしまった見た目になっています。

固さと見た目だけならクリームチーズっぽいです。

味見してみると……。
酸っぱいです。
すっごく酸っぱくて、きゅうりの古漬けが脳内にちらつきました。
なんというか、乳製品の漬物って言った感じです。
ですが、遠くにほのかにチーズっぽい風味がいます。
ただ、一週間寝かせたのですが、まだ塩が馴染んでいなくて、角がありました。
食感はねっとりとしていますが、クリームチーズのように脂肪分は高くないので、さっぱりとしています。
ただ、乳脂肪由来のコクもないです。おいしいですけど、これをクリームチーズとして食すのはちょっとハードルは高いです。
結局、トマトと一緒に混ぜて、サラダにしました。

酸味とトマトの相性が抜群でおいしかったです。
本当はヨーグルトを半年以上寝かせることができたら、家庭でもチーズができるんだろうなーと思いましたが、かなり難易度が高いのです。
調べると、実際に家庭の冷蔵庫でヨーグルトからチーズを作っている方もいるようなのですが、最大の敵はカビ。
長期熟成していると、カビが生えやすいのですが、冷蔵庫の中で生えるカビの中には食べられるカビもいるようなのです。
しかし、食べられるカビと食べちゃダメなカビは見た目ではわからないので、食べてみて経験で見分けるようになる必要があるっぽいです。……そういう度胸が私にはありませんでした。
今回感じたこと
我が家にヨーグルトメーカーさえあれば、生クリームと牛乳で脂肪分が高いヨーグルトを作って、クリームチーズを作ることも可能なんだろうなと思った次第。
コスパとかタイパとかそういうのは一旦抜きにして、とにかく、お家で作れるんだなーという結論。
次はヨーグルトメーカーという文明の利器を手に入れた時、単なる一般家庭どこまで乳製品を進化させられるのか試してみたいと思います。