授乳中に乳製品を食べると乳腺炎になると言われて、気にしていませんか?
結論を書くと、気にせずチーズケーキを食べても大丈夫です。その理由をこの記事では説明します。
授乳中にチーズケーキを食べても大丈夫な理由
昔は乳製品や油っぽいものは脂肪が詰まって、乳腺炎になると言われていましたが、ハッキリとした根拠がありません。
大量に食べれば何かしらあるかもしれませんが、チーズケーキの1つくらいなら問題はないです。
基本的に何を食べても母乳に含まれる脂肪は乳管の200分の1ほどの大きさなので、脂肪で詰まることそのものがありません。
今も調べると乳製品を控えるようにという記事は見つかりますが、乳製品や脂肪を日本人よりも摂取する欧米では授乳中の乳製品を控えるように勧告したものはありません。
そもそも乳腺炎の原因は?
乳腺炎の原因は乳管に母乳が残ったりして詰まることですが、母乳は血液から作られるので、摂取した乳製品が直接、母乳になることはありません。
赤ちゃんが定期的に必要な量のおっぱいを吸えていれば、乳腺炎になる可能性は低くなります。
以下の要因で乳腺炎になりやすくなるので気をつけましょう。
・赤ちゃんがおしゃぶりをして、あまりお腹が空かなかったり、長く寝て授乳間隔が長くなってしまった
・赤ちゃんの口の中に問題がある
・授乳の姿勢に問題があって、赤ちゃんが上手に吸えない
・辛い物や刺激物を多く食べて、母乳に風味が少しついてしまい、赤ちゃんが吸いづらい味になってしまった
食べ物の中には成分の一部が血液に移るものがあります。
ただ、大量に食べたり、毎日、食べるといったような偏りがない限りはどれを食べても問題はありません。味付けも食品の種類もバランスを意識しましょう。
授乳中のチーズケーキの食べ方
授乳中は母乳の質を上げるために質とバランスのいい食事を求められますが、週に1~2回に1切れを食べるといったような食べ方であれば問題ありません。
授乳中は妊娠後期よりも必要カロリーが少なくなっているとはいえ、母乳を作るために一日の必要エネルギー量は350kcalとされています。
一般的な活動量の女性の一日の必要カロリーが2000kcalなので、授乳中はトータルで2350kcalは必要な計算です。
チーズケーキは400kcal以上のものも多いですが、人間は元の状態に体を戻して維持する機能があります。
そのため、毎日必要カロリーを超えた食事をしない限り、体に大きな影響はありません。
チーズケーキの選び方
授乳中とはいえ、特に選び方に決まりがあるわけではなく、好みのものを選びましょう。
アルコール使用のものもありますが、大抵の場合、通常のお酒よりもアルコール度数が低いため、大量に食べ過ぎなければ母乳に影響はありません。
気になるようであれば、2〜3時間時間が経ってから授乳しましょう。また、チョコレートや抹茶、コーヒーのようなカフェインが入ったものもあります。
こちらはどれくらいの量が使われているのかわからないので、カフェインに弱い人や気になるなら控えたほうがいいでしょう。
授乳中でもチーズケーキをおいしく食べよう!
昔は授乳中に乳製品を取ると乳腺炎になると言われていたので、お年寄りあたりが乳製品を食べるなと言ってくるかもしれませんが、気にしなくて大丈夫です。
毎日、チーズケーキといったような偏った食事をしていたら問題ですが、そうでなければ、母乳に影響はないので、たまの息抜きにおいしいチーズケーキを食べましょう。