たった一粒の薬でいつ致命傷を追うかわからない父と食事の話

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来ていただきありがとうございます。

脳梗塞の後遺症により、重度の失語症と認知症になった父を連れて、かかりつけ医の元へ行きました。

入院していた病院はかかりつけ医ではないので、かかりつけ医の元へは数カ月ぶりです。

 

 

病院に到着したのは午前10時。

検査などで待たされ、終わったのは午後5時。

父は途中で待ち飽きたのか立ち上がって、ウロウロする。目を離せないし、男子トイレにはついていけないしと心配事は尽きない。

途中看護師が来て、「まだ医師が忙しくて、何時に終わるか……」と言ったので、私は急いで、近くのスーパーへ買物に行き、夕飯を調達した。

惣菜は値段が高く、仕方なく肉類などを購入し、帰宅後に料理をすることにした。

この日の朝にローソンの栗のロールケーキを買ったのだ。帰宅後、それを食べることだけが楽しみとなった。

病院に戻り、さらに待った。待ちくたびれ、疲れた頭で医師の話を聞くことは正直しんどかったが、聞くしかない。

なぜなら、最初、母と父だけが診察室に行き、私は廊下で待つことにしただのが、医師が私を呼んだのだ。

医師は告げた。

「血液をサラサラにする薬は2.5ミリと5ミリがあります。2.5ミリは脳梗塞のリスクを高めます。5ミリは内臓や血管の出血のリスクを高めます。どちらを処方しますか」

母は5ミリを選択した。

父に選択する思考能力はない。

さらに、医師は告げた。

致死的な出血のリスクがある

疲れていたから、この時はそうかと淡々と思った。

私は翌日から、調べに調べまくった。

なんとか食事で改善できないかと。

血管を丈夫にするにはどうすればいいのか。

もう手遅れ感が半端ないし、お前は料理のレシピを投稿しているのに、実の父親の飯は今まで放置してたのかと言う人もいるだろう。

言い訳にしかならないが、放置していたわけじゃない。

数年前の話だが、父の糖尿病を改善しようと、私はこの時も色々と調べ、野菜たっぷりのラーメンを作ったりしたし母も食事を気にかけた。

それを拒否したのは父だった。

野菜たっぷりのラーメンに対して言ったのは、「自分は牛じゃない。麺が少ない」である。そして、「薬飲んでるから大丈夫」だった。

元々、仕事のストレスから酒を浴びるように飲み、野菜はそんなに食べていない。野菜なんて納豆くらいだった。

たっぷり野菜麺少なめラーメンを拒否した父だったが、その数年後、心臓の血栓の存在を告げられてから少し野菜を食べるようになった。だが、マヨネーズとごまドレッシングをたっぷりかけるというスペシャルオイリー仕様だった。

高脂血症にもよくなさそうな組み合わせだ。

だが、これでなければ、食べないのだ。一度、真似してやってみたが、本当にびっくりするくらい美味しい。脂は旨い。

それはさておき、食事に関しては何事も本人がやる気にならなければ、改善することは難しい。

だが、この時期の父は心臓の血栓の存在を告げられた時期である。どういうことかというと、この血栓は体の何処かに移動することが決まっている。だが、心臓を飛び出した血栓はずっと血管の中を旅するわけじゃない。

いつかは詰まってしまう。場所によっては人生が終わるリスクもあった。体の中に、ザキ発動準備中の賢者が住んでる状態で、本人は恐怖と不安の日々を送っていた。

そういう中での時期だから、一種の諦めだったり、好き勝手に好きなものを食べたいと思っているように見受けられたし、大丈夫だと思いたかったようにも見える。

今にしてみれば、どっちでもいい。

なぜなら、現在の本人にその思考や思考する能力すらないようだからだ。

調べに調べまくった私は母に色々と言った。

母が父の食事を用意していたし、やろうとしていたからだ。だが、色々とアドバイスをしてみるも難しそうだった。

そもそも、父に果物よりもクッキーのほうがカロリーや糖質も低そうだから、1枚だけ食べさせたいという理論の持ち主だ。

母に任せると、独自性を発揮し、アドバイスは生かされないかもしれない。

ちなみに、クッキーのほうが果物よりも小さいから、カロリーや糖質が低いのだそうだ(母の理論では)。

そういうわけで、父の食事は私が用意することにして、血肉を強化するための栄養素であるタンパク質を強化することにした。

もう手遅れ感が半端ないが、次の検診での検査によって、原因となった薬を辞めるための手術ができるかどうかわかる。

タンパク質は体重✕1gを摂取するのがいいとされる栄養素で、過剰摂取すると腎臓に負担がかかる。そして、体に蓄えておくことができないので、こまめに摂取する必要がある。

体重52kgの父は毎日のタンパク質を53g程度補いたい。

ついでに、厚生労働省は野菜を1日に300gくらい食べることを推奨しているため、これを元に、卵と高野豆腐の卵とじともやしの煮た物を出してみた所、量が多いと残された。

観察してみると、食は太くはないのだ。そして、口に運ぶと飲み込むを同時に行っている。とても器用だが、リスのように口の中にものを頬張りながら飲み込んでいて、かなりの早食いだ。

人間はこのような食べ方もできるのかと感心した。これは脳梗塞前には見られなかった食べ方だ。

そして、一口目はかならず米である。血糖値の上昇を緩やかにするためには食前15分前に野菜や肉といった糖質の低いものを少量食べるのがベストだが、父には無理だ。

糖尿病のことも考え、ロカボの考えを取り入れることにして、一食の糖質はざっくり30gから40gに収まるように考えることにした。

だが、私は栄養の素人だから、40gにきれいに収めることも難しいだろうなとは思う。

数日間の試行錯誤の末、タンパク質100g、米80g、野菜80g〜100gを目安に用意することが良さそうだが、まだ確定していない。

朝は卵2個と納豆、ご飯、作りおきの惣菜、昼と夜は魚100gか肉50gに作り置きの惣菜、ご飯。

魚は血管にもいいとされる青魚を目標にしているので、缶詰もどんどん利用する。

肉については血管を丈夫にする栄養素が赤身肉に入っているらしいが、飽和脂肪酸などもあるので、50g程度を目安にしている。

植物性の栄養素を食事だけでは十分に取ることができなさそうだったのと、ミネラルを多く補給してほしかったので、食事に雑穀米を取り入れることにした。

玄米にするかどうか迷ったが、雑穀のほうが種類によってタンパク質が多いので、雑穀にした。

試行錯誤の過程

試行錯誤1。魚とチーズのカレー味チャーハン

白米は血糖値の上昇が急激なので、サラダ油でコーティングすることで少しでも緩やかにしようと思ったのだが、我が家にある油は体の炎症を進めやすい。

控えることができるなら、控えたほうがいいと反省し、チャーハンはやめた。

試行錯誤2

ご飯、煮物、お味噌汁の献立にしたら、見た目的にも淋しくなり、ご飯をお変わりさせてしまった。

その反省から、ワンプレートのほうが見た目的にさみしくないことがわかったので、ワンプレートに。

これも高野豆腐と魚の缶詰のチャーハンである。

脂を控えようとしたのだが、楽だからチャーハンにしてしまった。

パターン下してきた最近のやつ

雑穀を切らしていたのと、この日は魚を食べさせていなかったということで、鯖の水煮缶。

父は缶詰は飽きたと言った。

過去に稲刈りなどで料理が面倒な時は缶詰が頻出していたのを覚えていたのだ。看護師の話では、直近のことは忘れるとのことだったが、過去のことなどは覚えているという。

缶詰のことも忘れてくれりゃいいのに。

まとめ

最近は父の身体のことを考え、調味料を変えようと思っている。これについては気が向いたら書こうと思う。

調べて調べて、たどり着いた結論は薬は体を治さないだった。

もう父に関しては手遅れだが、薬はあくまでも対処療法であり、根治はできない。

根治のためには日頃の食べるものや生活を変えるしかない。

甘いものとコンビニや外食が好きな私にとっては耳が痛すぎる話だった。

ありがたいことに、このブログでは私が投稿したいものを好きに投稿している。いわば日記だ。

だが、中にはXなどから経由して読んでくださる方もいるようで、本当にありがたいことだと思います。

読みやすい工夫をしているわけでもないので、本当にここまで読むのは大変だったと思います。

同じ言葉の繰り返しになりますが、本当にここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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