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11月某日に父が通院をする日です。この日は検査があるので、朝食を食べることはできません。
どういう検査かというと、食道にエコーを入れて、心臓に血栓があるかどうか確認するというものです。
この血栓の有無によって、大きな病院で手術ができるかどうかが決まります。
朝、9時前に家を出ます。私はいつもこの時間帯は朝食を終えて、寝ていることが多いのです。ちなみに、起床時間は午前4時台で昼寝や夕方の仮眠も挟んで午後9時に眠ります。
昼寝とかしない日もありますが、途中途中で寝たほうが調子が良いです。
で、出発です。この日は寒く、車は暖房を効かせているため、眠くなってきましたが、熟睡しての運転はできません。
サーヴァントやスタンドとか呼ばれる存在がほしいです。
で、無事に到着し、テレビがよく見える席に陣取ることに成功。テレビっ子の父にとってこのポジショニングは非常に大切です。
父は採血などに向かい、検査までひたすら待ちます。
私は待合室の硬い椅子に座り、居眠りです。待ち時間が長いため、居眠りでもして意識をなくしておかないと待ちくたびれてしまいます。
今回始めて、きちんと寝た気がします。待合室で寝るという特技を習得したのです。お金に不自由して、路上で寝るという特技を習得しないように頑張りたいところ。
9時に病院に到着し、検査開始が午前10時。父が検査室から戻らず、11時に突入、
私は外が晴れたのを確認し、近くのコンビニであるセブンイレブンでドーナツを調達しました。
そして、検査から戻ってきた父と母は診察室へ。
結果は心臓に血栓があるから手術はできない。そして、コレステロールが高いというものでした。
父の食事を用意している私としては大ショックです。
肉は茹でこぼしているし、余計なカロリーなどとらないように抑えようと努力しているのだが、どうしてもコレステロールが高い食事になる事情もあります。
父の話を過去に読んだ方ならご存知かもしれませんが、父は薬の副作用で血管や内臓から出血しやすくなっており、一歩間違うと命の危険があるのです。
ですから、タンパク質を多く食べて、血管を強化するためにタンパク質を多く含む肉を多く食べてもらっていますし、脳の健康に良い成分が含まれている卵も1日1個食べてもらっています。
とにかく、問題は心臓の血栓です。これがある限り、手術はできません。体のどっかに詰まっても困ります。
そして、手術ができたら、出血しやすくなる薬を止めることができるそうです。
血栓をどうにかするしかないし、コレステロールも改善しないといけません。
あまりの悔しさに帰宅後、ネットで調べまくりました。
そうしたら、父は心臓に血栓ができやすいことがわかりました。元々、父は心臓病があり、そのせいで心臓にどうしても血栓ができるのだそうです。
父は私が中学生の時に心臓病になり、60代で脳梗塞を患いました。
実は検査の数日前に、動脈硬化を改善する食事療法であるRAP食を知ったのです。
九州の真島医師が提唱する食事療法で大まかなルールは以下。
・油と脂の摂取を控える
・ところてんをたくさん食べる
・野菜やきのこも食べる
それ以外にも細かいところはたくさんありますが、脂肪分を控えてところてんなどの海草類や野菜をしこたま食べるというもので、要は脂質制限です。
血栓の材料となる脂質を制限しつつ、血栓を減らす免疫細胞のマクロファージを活性化させることを目指します。
確かに、私は父の食事にスーパーで買える特売の野菜を多く献立に組み込んでいましたが、ところてんやきのこは組み込んでいません。きのこが嫌いだからです。
真島先生によるとさばなどの青魚も脂質が高くNGで納豆もヨーグルトも少量だけというもので、脂質を一日25gに抑えるという感じです。
ルールは他にもあり、厳密にやろうとすればとても厳しいですが、脂質を抑えることと海藻やきのこ、野菜は取り入れることができます。
そうなると、タンパク質の選定です。
・卵は白身のみ。
・肉は鶏むね、ささみがメイン。いつか変えたら良いなヒレ肉。
・魚はたら、モウカサメ、赤身のマグロなどの低脂質のもの。
・はんぺんやちくわを取り入れる
・大豆系は脂質が高いので控える。ひよこ豆を取り入れる。
こんな感じで決めました。
そして、海藻です。海藻は薬膳では老廃物が溜まるのを防ぐと言われている食品になります。
調べまくったせいで、私にも血栓や動脈硬化があったら?と恐怖に陥り、食欲がなくなったり、体がこわばったりします。辛いです。今でもこういうのを考えてしまい具合が悪いです。
でも、父の内臓出血の阻止及び手術のためにやらなければいけません。
それに救いもあります。
神棚に、「自分もお父さんみたいに病気なったら怖い」と怯えているのを相談したら、その日の夜に、「おめーは頑丈だから病気になんねーよ」という都合の良い夢を見たことです。夢ですが、自分の心の平和のために夢を信じます。
で、そんな思いしながら作ったのが、以下です。
で、そういえば、最近、たらこの煮たのを父に食べさせたのを思い出しました。コレステロールが高いですよね。脂質を抑えたほうが良い&バリエーションを増やしたいと思い、エビも食べさせていました。
エビもコレステロール高めですよね。
検査日の数日前に食べていたから反映されたのかもしれません。
そして、さらに思い出したことがあります。人間は野菜を消化するのが苦手という真実です。
言葉は間違っているのかもしれませんが、人間は野菜の栄養を取り入れるために野菜の細胞壁を壊さないといけないのですが、普通の調理では壊れきっていないので、栄養を吸収しきれていないらしいのです。
どうしたらいいかというと、しっかりと加熱したりよく噛んで細胞壁を壊すことです。父の食事時間は5分です。噛んでいるとは思えません。
歯はあるのですが、噛んでいるように見えない。人間って噛まなくて大丈夫なんだなって感心できます。
で、とりあえず、玉ねぎを30分くらい煮ました。どんな野菜も30分煮たら、細胞壁が壊れて噛まない人間でも大丈夫だと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
父とのエピソードは以下です。
3度の脳梗塞を患った父が朝5時から足を痛がり、病院に行った時の話 - 桜雨のおいしいブログ
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