
来ていただきありがとうございます。
ある日、ふと思ったことがあります。
究極のフレンチトーストとは、余った食パンやらで作るのではなくて、こだわりを持って作られるべきではないか?
フレンチトーストの原型はすでに古代ローマの時代からあり、余って固くなったパンを食べやすくするために作られたそうです。
以来、現代に至るまで、フレンチトーストは余って固くなったパンのおいしい食べ方として伝えられてきました。
それでは、究極ではありません。
私の理想とする至高にして究極のフレンチトーストを探し求めようと本気で思いました。
まずは食パン作りから。
なぜ私にとっての理想のフレンチトーストが食パンなのか?
フレンチトーストには色々なパンが使われていますが、バゲット系と食パン系が二代巨頭だと思われます。
私にとっての理想のフレンチトーストとして、一瞬で思い浮かんだのが食パンだったので、今回は食パンで作ることに決めました。
食パンの選定へ
理想が食パンと決まったからには食パンを決めなければいけません。
食パンには形による種類が2つあります。
・各食パン
・山型食パン
他にも材料によって呼び方が異なり、
・デニッシュ食パン
・ブリオッシュ食パン
・ハードトースト
と色々とあるわけです。
こだわれば、小麦粉の種類までこだわれるのですが、今回はスーパーで売っているカメリアを使います。
資金的にこれしか使えないからです。
そして、私は考えました。
卵と牛乳が染みたフレンチトースト。
その卵と牛乳を究極までに味わうためには、パンの段階から卵と牛乳をたっぷりぶち込んだ方が良いに違いないと。
卵と牛乳とバターをぶち込んだリッチなパン。
その名はブリオッシュ。
マリー・アントワネット様ご愛用の菓子パンという由緒と伝統あるお貴族様御用達パンに決まりました。
材料(1.5斤型)
-
強力粉: 380g
-
砂糖: 35g
-
塩: 6g
-
ドライイースト: 5g
-
卵(Mサイズ): 1個(約50g)
-
牛乳: 210ml (※卵と合わせて260g〜265gになるように調整してください)
-
無塩バター: 40g
有塩バターを使う場合は塩を減らしてください。
作り方(ホームベーカリーまたは手ごね)
-
こね〜第1発酵
-
バター以外の材料をすべて混ぜ合わせてよくこねます。
-
生地がまとまったらバターを加え、表面がなめらかになるまでさらにこねます。
-
あたたかい場所で、生地が2倍の大きさになるまで第1発酵(約40〜50分)させます。
-
-
分割・ベンチタイム
-
生地をガス抜きし、3等分(1個あたり約230g)に丸めます。
-
濡れ布巾をかけて15分間休ませます(ベンチタイム)。
-
-
成形・第2発酵
-
めん棒で楕円形に伸ばし、左右を折りたたんでから手前からくるくると巻きます。
-
薄く油を塗った1.5斤型に、巻き終わりを下にして3コ並べて入れます。
-
型の8分目くらいまで膨らむまで、あたたかい場所で第2発酵(約40〜50分)させます。
-
-
焼成
-
180℃に予熱したオーブンで約25〜30分、きれいな焼き色がつくまで焼き上げます。
-
焼き上がったらすぐに型から出し、網の上でしっかり冷まします。
-
作っている間はこれといったトラブルもなく、淡々と黙々と進みました。
焼き上がった直後、何をしても型からパンが出てきません。

まるで天照大神様です。
パンの型の中ではパンがほやほややわやわで輝いています。
まるで……太陽……の……よう、……ですね。
いけません。自分に正直にならなければ。
輝いてなんていません。
憎たらしいです。
なんとか、ナイフを側面に刺したりして出しました。

冷めてからカットしてみると、ほんのり黄色がかっています。
卵黄の色ですね。

その後、フレンチトーストに不可欠な作業である乾燥を行うため、ラップにくるんで二日間、常温に放置。
雨が降り出し、湿度が高くなったので、カビが心配になり、その後、半日ほどラップをとってお皿の上に放置。
部屋にハエが飛んでいますが、ハエはパンに興味がないと信じて放置です。

最悪、加熱殺菌するから大丈夫です。
ハエは手足をいつもお掃除していて、清潔な生き物と聞いたことがあります。そりゃ、そうでしょうね。
◯◯◯を触った手でずっと飛び回っていたくないはずです。
乾燥したこととハエがパンに無関心だったことを信じて、アパレイユに浸します。
このためだけにダイソーからフレンチトーストメーカーを購入したんですよ。
焼きの作業も滞りなく進みましたが、普通のフレンチトーストよりもアパレイユが多めに余っているのが気になります。

無事に焼けました。良い焼き色です。

カットしてみると、中心部まで染みていません!
プリンみたいな食感ではなくて、パンです!
柔らかいのは外側だけ。
違う、これじゃない。

乳脂肪と卵でリッチな味わいに仕上がりますが、密度が濃いという特徴もあります。
密度が濃いから染みづらかったんですね。
パンの自体はおいしいのですが、今回求めているものはパンのおいしさではなくて、おいしいフレンチトーストなので、ちょっと残念でしたね。
究極のフレンチトーストを作るには、究極のパンではなく、アパレイユを受け入れる余白を持ったパンが必要なのかもしれません。
ここまでお読みいただきありがとうございました。