弘前市の焼き菓子屋さんベイクショップセミミに行った話

このブログはプロモーション広告を利用しています。

10月10日。木曜日。父がデイケアに行く日である。

私はココスのシャインマスカットパフェを食べに行こうと思っていたのだが、新しい店に行きたいという思いのほうが強かった。

去年もシャインマスカットパフェは発売されたが、田んぼの関係で行くことはできなかった。今年は行きたいと思っている。だが、後回しだ。

ココスのシャインマスカットパフェは今月中なら大丈夫であろうという目論見もあった。

 

 

 

そうなると、新しい店の選定である。

新しい店と行っても私が興味のないパチンコ屋などは論外だ。

甘い食い物を出す店じゃないといけない。

目星はすでに付けてある。今年オープンしたベイクショップセミミだ。この店に行こうかどうか迷うことにした。

なんでも生ドーナツがあるという。田舎ゆえに口コミなどの情報が少ないので、他にどういう物があるのか良くわからない。

そして、実はこの店はちょっと遠いのだ。

父が帰宅する前までに帰らなければいけない。

私は寒い家にいても仕方がないと道中のディスカウントショップまで赴き、悩むことにした。

結局、悩んで、父が戻る前までに戻れるだろうと思い、弘前駅へと向かった。

バスで行けばいいと思ったが、事前に地図を見た母が歩きだした。

足が悪いというのに、歩き出した。

私が道中、曲がろうとしたら、「違う」と言われた。

そうか。……思い出した。

そっちは南大町あたりに辿り着くはずだ。昔、私が暮らしていた地域だ。

どうも、目指す店の場所と私が昔住んでいた場所を混同しているようだ。

歩いていると、若者が多い。

近くに大学があるという。

そうか。若者を収容する施設があると、当然、その周囲も若者がいるよな。あたり前のことである。

私が住んでいるのは老人しかいない過疎地域なので、化粧をしておしゃれな若者たちが珍しくて仕方がない。

天然記念物のカモシカを見ているような気分だ。

昔、ローソンだった店が学習塾になっていた。時代を感じるが、このあたりにはまだ若者が生息しているのだ。良いことである。

そして、目的の店についた。

小さくて、ナチュラルな雰囲気のあるおしゃれなお店だ。イートインもあるが誰も利用していなかった。

店内の写真は撮っていない。撮っていいですか?なんて聞く勇気がなかったし、お客さんもいた。

焼き菓子の店と聞いていたが、マドレーヌといった焼き菓子以外にもメロンパン、クロワッサン、カレーパンもあった。どれもおいしそうだ。

私はピスタチオの生ドーナツ、きなこのドーナツ、クロワッサン、あんバタースコーンを買った。

帰りに虹のマートに寄ったが、ここでは何も買わなかった。

家に食べ物が渋滞気味だったからだ。

それに、わたしはそろそろ料理の投稿も再開したいと考え、その材料を買うほうが先だと思った。というか、素直に白状すると、その材料のことで頭がいっぱいだったのだ。

母は途中の店で、焼きそばをテイクアウトし、弘前駅で食事を取ることにした。

白人の男女2人組がみかんを食べていた。

最近は外国人は日本の秘境に来るのが流行っていると聞いたが、その通りなのだなと思った。

青森は田舎である。縄文時代には独自の文化が栄え、その後、大和朝廷に征服された。江戸時代まではアイヌ民族が住んでいた(後に、生類憐みの令により狩りができなくなり現地人と同化したらしい)。

私が話す津軽弁は奈良時代の日本語やルーツ不明の言語が混ざっている方言である。

そんな地域なのだから、当然、秘境である。なぜかイエス・キリストの墓もあれば、チンギスハンの墓もあるらしい。どうなってんだ。

外国人が来ても面白いものなどないであろうとは思うのだが、秘境に来たいのならしょうがない。大した秘境じゃないが、見ていってほしい。

店で購入したピスタチオの生ドーナツを昼食に食べることにした。

中にはクリームがたっぷり入っている。

甘さは控えめだ。

おやつはガッツリ甘いものが好きな自分としては物足りない。昼食にはこれくらいの甘さがいい。

クリームもあっさりとしていて、食べやすい。ドーナツも軽くて食べやすい。

このあとは帰宅することにした。だが、道中、ココスのモンブランフェアの日程を知ってしまった。

来週である。来週は行ける日程が限られている。さくら野の催事にも行って、甘いものを食いだおれたい。

私は動揺した。

道中、ココスに行かなかったことを後悔した。

家に戻り、きなこドーナツは冷凍庫にしまった。後日、自然解凍したものをリベイクして食べたが、控えめな甘さでおいしかった。

あんバタースコーンは翌日の朝食にした。

あんこの甘さは控えめだが、スコーンがとってもおいしくて、本当に買って良かったと思う。

ちなみに、ココスのシャインマスカットパフェはセミミ゙に行った翌日に食べに行った。

この日の父は失語症のリハビリに向かったのだが、予定よりも帰宅時間が遅いことが判明したのだ。

味は当然おいしかった。