個人的に残念と思っているのが、SB食品のロイヤルマサラがマイナーな存在だということです。
マイナーなので販売店舗も限られていて確実に近場で入手できるものではないです。
子どもがいなくても使い勝手はいいのですが、小さな子供がいる家庭ではカレー粉よりも使い勝手がいいかも思っています。
今回はスパイス料理に限らず、幅広い料理に使い勝手がいいので、おすすめしてみます。
ロイヤルマサラとは?
SB食品から発売されているミックススパイスで、コショウは入っていても唐辛子が入っていないので、辛さが少ない&色がついていないカレー粉です。
普通のカレー粉よりカルダモンと呼ばれる柑橘を彷彿とさせるスパイスの香りが強いのが特徴です。
販売店が少ないので、幻のスパイスと呼ばれることもあるかわいそうな存在ですが、辛味が抑えられているので、使い勝手はカレー粉やガラムマサラよりも個人的にはいいと思います。
マニアの間で有名なエリックサウスの総料理長イナダジュスケさんも著書でガラムマサラとしての使用をおすすめしています。
販売店は?
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地方暮らしのブログ主は家から少し遠い場所にあるスーパー1店舗だけ売っています。コンビニでは売っていません。
地方に住んでいる人の場合同じような感じだと思うので、まずは少し遠い場所にあるスーパーや百貨店にまで捜索範囲を広げて探してみてください。
それでも見つからない場合はネット通販が便利ですが一般家庭で使うには量が多すぎなのが難点です。Amazonや楽天市場など大手ショッピングサイトは必ず扱っています。
スパイスは元々賞味期限が長いですが、一部を冷凍する余裕があるなら通販も検討するといいでしょう。冷凍することで鮮度を維持したり、虫がつきづらくなります。
Amazonの口コミも上々です。
香りが良く、インドカレーを作るのにとてもいいです。最後にちょっと入れるだけで異国感が増します。ただ、一回の使用量が少なく5本は使いきれないので、まとめ買い対象でバラ売りしていただけると嬉しいです。
amazon.co.jp/より引用
香りよし、味よし。様々なカレー味のアレンジ、味変に一振り、
amazon.co.jp/より引用
ロイヤルマサラをおすすめしない人
ロイヤルマサラはカレー粉と同じような使い方ができますが、香りが普通のカレー粉よりもインドカレーに近いです。カレーは好きでもスパイスカレーが苦手という人はロイヤルマサラも嫌いになる可能性があり、おススメしません。
また、カレー粉より辛くはありませんが、コショウのピリッとした辛味はあるため、全く辛い物を受けつけない人もおすすめしないです。
ロイヤルマサラが子持ち家庭におすすめの理由
①辛さ控えめ
これが最大の理由です。基本的にカレー粉やカレールーは唐辛子が入っていて辛いのですが、ロイヤルマサラは唐辛子が入っていないので辛さが苦手な子どもも食べやすいです。
ガラムマサラのガラムは辛いという意味なので辛くて当たり前なんですが、これでは食べられない子供もいて当然です。
それ以外にもカレー風味はつけたいけれど極力辛味はつけたくない時もあります。その上、辛さが抑えられているカレー系のミックススパイスは少ないのでロイヤルマサラはその意味でも貴重品です。
大人が食べる時には唐辛子を振るなどして辛さを足すことができるので、子供用と大人用と分けて作る必要がありません。
②色がつかない
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これも大きなポイントだと思っていて、カレー粉は必ず黄色くなってしまうんですよね。これが料理によっては邪魔になることがあると個人的には思います。
でも、ロイヤルマサラは色がつかないので、どんなものにも使いやすいというメリットがあります。
色は赤くしたいならパプリカパウダー、黄色ならターメリックを足します。ターメリックは買っても余ると思いますが、パプリカパウダーはトマト味の料理に1人前小さじ半分ほど足せばいいので使い切りやすいと思います。
トマトの赤をさらに強調してくれるので食欲がそそる色合いになります。
ロイヤルマサラの使い方
①隠し味
しっかり効かせるとカレー味になりますが、おすすめは隠し味としての活用です。
少量だけを加えることで、カレー味ではなくほのかにスパイシーさを感じることができます。
カレーの仕上げにガラムマサラを振れば、よりスパイス感を強調することも可能です。
②肉や魚の臭み消し
300gの肉や魚に対して、小さじ4分の1くらいのロイヤルマサラを揉みこむことで臭みを消すことができます。
量を多くしすぎると、カレーのにおいがしたりカレー味になってしまうので本当の少量だけ使うのがポイントです。臭みを消すというよりは、スパイスの香りと肉や魚の臭みがぶつかり合って相殺しあうというイメージです。
③料理
隠し味や臭み消し以外にもきちんと料理としての活用もできます。その場合はカレー粉と同じように使えます。
色と辛味はつきませんが、レシピにカレー粉とあればロイヤルマサラに基本的に置き換えが可能です。使用料の目安は材料100gに対して、ロイヤルマサラ小さじ半分から小さじ1、300gでも小さじ2、500gで大さじ2くらいです。
色を付ける場合は材料100グラム当たり赤みならパプリカパウダー小さじ半分ほど。黄色ならターメリックで小さじ4分の1から小さじ1ほど。
パプリカパウダーは少し多めに入れてしまってもピーマンっぽい香りと甘い味が加わるだけで、トマト料理なら大きく味が損なわれることがありません。
ただ、ターメリックは苦みが出るので少量ずつ試してください。抗酸化力などが強いので、摂取しすぎると体にも影響が出ることがあるそうなのでなおさらです。
なお、詳しいレシピについてはメーカー公式サイトでも紹介されています。
S&B ロイヤルマサラ|SPICE&HERB|S&B エスビー食品株式会社
このサイトを参考に過去にいくつか料理を作っていますが、どの料理もおいしかったのでおススメです。
ロイヤルマサラを見かけたら買ってみて!
スパイスは余りがちなのですが、ロイヤルマサラは使い道が他のスパイスよりも広いので使い切れると思います。
使うコツは肉や魚の臭み消しや隠し味なら少量。これは感じるか感じないかくらいの量です。
辛味が少ないので子供と大人用と作り分ける必要がなく、大人用だけ後から唐辛子などのお好みの辛味を振るだけでいいので楽ではないでしょうか。
色を付けたい場合はパプリカパウダーで赤みをつけるのがおすすめ。トマト料理に少量ずつ足して赤みを強調すればいいので、ターメリックよりも使いやすいです。