きていただきありがとうございます。
今日作ったのは魯珈のレシピ本よりポークジンジャーマサラです。
魯珈は東京のスパイスカレーの名店です。東京に行く機会はないため、お店で食べることはかないませんが、店主の齊藤絵里さんはレシピ本を販売しています。
お店のメニューとは違うことは承知ですが、少しでもレシピのカレーを作ってお店の気分に浸っています。
作ります
まず、豚バラ肉を塩麹に漬け込み、下味をつけます。今回は豚バラ肉が高くて買えなかったので、豚肩切り出しを使いました。
塩麹に漬けることで、お肉が柔らかくもなるそうです。
使い慣れてないと塩麹は買っても余ったら嫌と思うかもしれませんが、塩の代わりに使うことができ、簡単に旨味も追加できるのでとても便利な調味料です。
玉ねぎをみじん切り、生姜とニンニクをすりおろし。パウダースパイス、ホールスパイスを用意して調理を開始します。
今回、他のフライパンは別の料理に使われていたので、小さなサイズで作っています。サイズが小さいと肉とかの火通りが悪くなる一方で、必要な水分が蒸発していって肉がぱさつく可能性があるので、適正サイズを使ってください。
今回のレシピだと24センチくらいが丁度いいです。
それでは、フライパンにたっぷりの油とホールスパイスを入れます。正直、油の量にビビりました。健康のことが気になるなら米油を使用するといいと思います。
ちなみに、八角は個人的に少し苦手なので、少し減らしています。
マスタードシードが弾けそうになったら、クミンシードを入れます。
正直、個人的にマスタードシードが弾けそうなタイミングがわからなかったので、少し早めに入れたと思います。
クミンシードから気泡が出たら、ヒング、カレーリーフ、ニンニク+生姜を加えます。生のカレーリーフはないので省きました。
ヒングはインドの菜食主義者が多用するスパイスで、匂いがきついことが特徴。少量加熱して使うことで玉ねぎやニンニクに似た香ばしい香りがします。
これを使うとカレーがワンランクアップすると言われていますが、日本のスパイスカレーのレシピではあまり登場しないので、完全再現したい人以外は用意する必要はないと思います。
玉ねぎを加えて、きつね色になるまで炒めます。
今回は油が多かったこともあり、さし水をせずとも焦げずに炒めることができました。
パウダースパイスと塩を入れます。スパイスが焦げないように少量だけお水を入れます。
スパイスに火が通ったら、豚肉を入れます。
そして、最後にすりおろし生姜と水を入れ、ひと煮立ちさせます。
画像ぼやけててごめんなさい。
味見をしたら、個人的に塩味が感じなかったので、塩麹と塩で味を整えました。
作りやすさ
スパイス集めも苦にならないマニア向けレシピです。作り方自体はいたってベーシックなスパイスカレー。
ただ、ヒングのようなマニアにとっても使う頻度の低い&入手が難しいスパイスがネック。
ただ、なくても味にさほど影響はないと思うので、レシピ完全コピーを目指さないなら省いてOKでしょう。
魯珈のスパイスカレーのカレーをいくつか作ってみましたが、個人的に薄味に感じました。ブログ主のように濃い目が好きな人は仕上げに味を整える必要があります。
料理を作り慣れていないと味を濃くつけ過ぎるかもしれません。残念ながら、誰もが経験するチュートリアル的イベントです。失敗しないと丁度いい塩梅を掴めないのと、スキップ機能もないので諦めてください。
お味は?
仕上げにも生姜を入れているので、やはり生姜の香りが強いです。体が芯から温まるような気分にもなれるので、寒い季節にもピッタリ。
食べるとクミンシードやマスタードシードのぷちぷちとした食感がとてもいいアクセントになっています。
醤油は入っていないのですが、焼いた玉ねぎや塩麹が入っているせいか豚の生姜焼きを連想する味わいで、ご飯との相性もバッチリです。
辛みはかなり少ないので、子どもと一緒に食べることが出来ると思います。辛いのが好きな人はチリペッパーを振りかけるといいです。
アレンジ
残ったカレーは翌日、きのことお水、めんつゆを入れて煮ました。
分量はちゃんと測っていないので適当ですが、お肉約100gにきのこ約50g,水100ml、3倍濃縮めんつゆ大さじ1くらいの分量です。お水の量は適宜調節してください。
このまま卵とじにしてもいいですし、もっとお水とめんつゆを多くして、麺を入れてもおいしくいただけると思います。
この料理を作る時にあると便利な道具・調味料
味に深みを出せるヒングですが、使い所が限られるので、購入する場合はよく考えてからにしてください。
匂いが強烈なので、ジップロックに入れたり、密閉できるよう気に移し替えてください。
みじん切りチョッパーを使えば時短になります。