天ぷらは揚げるとおいしい。もちろん、かき揚げも揚げるとおいしい。
だがしかし、油の処理が面倒、油がもったいないという理由で作りづらいのも確か。
新聞の勧誘、朝のゴミ出し、税金の支払いなど世の中は逃れられない面倒ごとで溢れかえっています。
そのような逃れられないタスクまみれの世の中でわざわざ油の処理という面倒ごとを自分から作る意味はあるのでしょうか。
確かに大量の油で揚げるとうまいが揚げるのは面倒。ならば、揚げ焼きです。おいしさを妥協して揚げぬは恥ですが、楽をしてもちゃんとおいしいのが揚げ焼きなのです。
材料(1人前)
カニカマ 3本(約20g)
玉ねぎ 5分の1(正味40g)
人参 4㎝(正味40g)
打ち粉用薄力粉 小さじ1
A小麦粉 大さじ1
A片栗粉 小さじ1
A冷たい水 大さじ2
サラダ油 フライパンの底から2~3ミリくらいの量
作り方
1.玉ねぎは薄くスライスし、人参は千切り。カニカマは食べやすい大きに切る
2.1と打ち粉用小麦粉をポリ袋に入れ、空気を入れ口を閉じ振る
3.ボウルにAを入れ、混ぜたら、2を入れ混ぜる
4.フライパンに油を入れ、中火で熱し、3を小さな塊にして焼く。途中ひっくり返す
5.焼けたら、網などの上に乗せ、油を切る
工程別のポイント解説
1.玉ねぎは薄くスライスし、人参は千切り。カニカマは食べやすい大きに切る
薄く切ったほうが火通りも良くなるので、玉ねぎと人参は薄く切ります。カニカマは生でも食べられるので適当に好みの大きさにしてください。
2.1と打ち粉用小麦粉をポリ袋に入れ、空気を入れて口を閉じ振る
打ち粉用の小麦粉を振ることで衣がつきやすくなります。そんなしっかりと衣がつくのが嫌という人はこの料理を作ってはダメです。
シャカシャカ振ると混ざります。
3.ボウルにAを入れ、混ぜたら、2を入れ混ぜる
衣はダマになってもいいです。薄力粉に含まれるグルテンの関係で火を通す直前に水を入れて混ぜます。冷えた水を使うのもグルテンの関係です。
……グルテンが食感の邪魔になるからこうするのですが、それなら小麦粉使うこと自体がプレミな気がする。でも、米粉使うと今度は固くなりすぎることがあるんですよね。
野菜とカニカマを入れて混ぜます。
4.フライパンに油を入れ、中火で熱し、3を小さな塊にして焼く。途中でひっくり返す
油が熱くなってから入れてください。油の温度が低いとべっちゃりしやすくなります。
裏側に焼き色がついたらひっくり返します。
5.焼けたら、網などの上に乗せ、油を切る
結構、油を吸い込んでいるので、充分に焼けたら、網の上に乗せて油をきってください。
我が家はケーキクーラーの上に乗せてます。
どんな味なの?
人参と玉ねぎが甘くなっていて、とってもおいしかったです。関係ないですが、てんぷらは中濃ソースをべっちゃりとかけて食べるのが好きです。
衣は最初、べっちゃりかなと思ったのですが、サクサク感があって良かったです。
水を炭酸水にしたり一部を卵黄に置き換えたり、マヨネーズにしたり色々な方法はあるのですが、今回はシンプルに水だけです。水は冷たいほうが成功率が上がります。
油の温度が160度から180度くらいになっていれば、揚げ焼きでもきちんとサクッと感はあります。まぁ、天ぷらには負けますけどね。
このレシピはスライサーがあると時短になります。ガレットやキャロットラペも普通に手で切るよりも楽に作れるので、持っていても損はないです。
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