妊娠中にチーズケーキを食べても大丈夫なのか気になってはいませんか?
先に結論から書くと、加熱してあるベイクドチーズケーキは食べても問題ありません。一方で加熱していないレアチーズケーキやティラミスは注意が必要です。
この記事では上記の内容を詳しく紹介します。
- 妊娠中に食べてもいいチーズケーキとは?
- 食べる時は注意したいチーズケーキ
- リステリア菌とは?
- 妊娠中のリステリア菌のリスク
- チーズケーキを食べる時の注意点
- 妊娠中でも食べてもいいクリームチーズ・乳製品について
- 妊娠中でもおいしくチーズケーキを食べよう
妊娠中に食べてもいいチーズケーキとは?
ベイクドチーズケーキ、バスクチーズケーキ、ニューヨークチーズケーキ、スフレチーズケーキの4種類は食べても大丈夫です。
理由は加熱してあるからです。
食べる時は注意したいチーズケーキ
①外国産の乳製品を使ったレアチーズケーキ・ティラミス
外国産のクリームチーズを使ったレアチーズケーキとティラミスのような加熱をしていないものはリステリア菌のリスクがあるので、妊娠中は食べないほうが無難です。
レアチーズケーキはチーズ生地にゼラチンを入れ、冷やし固めただけですが、国産メーカーが国内製造したクリームチーズなら問題ありません。
ティラミスはマスカルポーネチーズが主体のチーズ生地で作られ、生の卵黄が入っていることもあります。また、使われているコーヒーにはカフェインも入っています。
②アルコールが使われているもの
妊娠中は当然、アルコールは飲めませんが、ケーキの香りづけにアルコールが使われていることは多いので、しっかりと原材料やパッケージを確認しましょう。
ティラミスにはコーヒーリキュールが使われていることも多いので、さらに表示や原材料を見てください。
リステリア菌とは?
外国産クリームチーズを使った非加熱のレアチーズケーキやティラミスにはリステリア菌の食中毒のリスクがあります。
リステリア菌は自然界に広く分布する菌で、外国産の殺菌していない生乳で作ったクリームチーズなどの乳製品に入っている可能性があります。
国内メーカーの乳製品は生乳を殺菌していて、リステリア菌は死滅しているので問題ありませんし、家庭で食べるものでも徹底的に火を通せば大丈夫です。
症状は発熱・嘔吐や下痢のような急性胃腸炎、頭痛とほとんど風邪と一緒ですが、無症状のことも多く、妊婦以外にはリスクにはなりません。
妊娠中のリステリア菌のリスク
妊婦がリステリア菌に感染した場合、胎児に影響が出る可能性があります。
たとえば、死産や早産になる可能性があり、赤ちゃんが水頭症や髄膜炎、精神・運動障害などになる可能性もあります。
リステリア菌は低温と塩分が高くても繁殖するので、ナチュラルチーズ以外にもベーコンやハムとのような加工肉、スモークサーモンのようなものも注意が必要です。
チーズケーキを食べる時の注意点
①食べすぎ注意
チーズケーキはカロリーと糖質が高い食べ物なので、食べ過ぎないようにしましょう。
週に一度、食べるくらいでは影響が出ることはほぼまれなので、毎日、食べなければ問題ありません。
②消費期限
加熱してあるベイクド系のチーズケーキと言えども、消費期限内に食べきるのが鉄則です。
妊娠中でも食べてもいいクリームチーズ・乳製品について
近所のスーパーで売っているような国内大手メーカーのクリームチーズは法律に基づいて加熱処理をしているので、加熱せずに食べても大丈夫です。
大手メーカーのホームページから引用するので、クリームチーズを生食用に料理やお菓子作りに安心して使ってください。
なお、クリームチーズ以外の場合、加熱用と書かれているものもあるので、こちらは必ず加熱してください。加熱したほうが衛生面うんぬん以前においしくなります。
雪印
雪印のクリームチーズは外国原料なのですが、ホームページには、
当社で製造するナチュラルチーズは、乳等省令に基づいた殺菌条件で原料乳の殺菌を行い、さらにリステリアの検査を定期的に実施し、安全性を確認しています。
また、当社が原料として輸入しているナチュラルチーズの場合も、買い取り時に当社分析センターで検査の上、リステリアが発見された場合は購入しない体制を取っています。
このような品質体制を取っていますので、当社のナチュラルチーズは妊娠中の方でもリステリアを心配することなく、安心してお召し上がりいただけます。なお、法令で「加熱用」とパッケージに表示することが義務付けられている、シュレッドタイプのナチュラルチーズにつきましては、必ず加熱してからお召し上がりください。
対象となる商品は、以下の『「加熱用」とパッケージに表示することが義務付けられているシュレッドタイプのナチュラルチーズ』をご参照ください。
kiriベルジャポン
キリ(クリーミースプレッドを含む)/ベルキューブ/キリ & スティックについて
加熱処理を行っているため、ご妊娠中の方でも安心してご賞味いただけます。
妊娠中でもおいしくチーズケーキを食べよう
妊娠中に注意したいのは外国産の乳製品を使って作られたレアチーズケーキ、もしくはティラミスのような加熱していないチーズケーキです。
高級なケーキを扱うようなパティスリーなどでは外国から輸入したクリームチーズを使っていることもあるので、レア系はやめてベイクドにしましょう。
雑菌もオーブンの熱により見る影もなく全滅しているので、食べても大丈夫です。
国内大手メーカーのクリームチーズは法律に基づいて処理しているため、食べても問題ないので、レアチーズケーキが食べたくなったら手作りするのもありだと思います。