ホテルニューオータニの一切れ4,320円のメロンショートケーキを食べたいが無理なので、安売りメロンで自作した結果

去年、ざわつく金曜日で高嶋ちさ子がホテルニューオータニの一切れ数千円のメロンショートケーキにテンションをバク上げしている様子を見て、「ほえー。食べてみたいぞー」と思ったのですが、東京に行けるわけでもないし。

と思っていたら、近所のスーパーでメロン半カットが368円とお安かった。個人的な金銭感覚ではとても高いんですが、なにせ他のメロンが軒並み500円以上で、安く感じてしまい、作ろうと思いました。

ホテルニューオータニの新エクストラスーパーメロンショートケーキとは？

新エクストラスーパーメロンショートケーキ | パティスリーSATSUKI | ホテルニューオータニ（東京）より引用

新エクストラスーパーとかつくと頭の悪い小学生が作った必殺技のようにも聞こえますが、ガチモンの商品名です。

一切れ4,320円……。都会のホテルはさすが違うなー。オラ、おったまげただー。どこに出しても恥ずかしくない日本随一の田舎として定評のある青森県ではホテルのケーキと言えども600円でお釣りがきます。

で、新エク長いっ！ 略！ メロショーはお高いだけあってこだわりが違います。

・直径約18センチの静岡県産マスクメロンを1/3量を1切れに使用。

・鶏のエサに玄米を混ぜ色の薄い卵黄を持つ卵を産ませる。

・九州大牟田産の生クリームを使用し、和三盆糖やバニラビーンズを配合。

・隠し味はライチ。

・メロンはこのケーキ専用に育てた特別なもので、1本の苗から1つの実しか育てない。

むっちゃ、メロン使ってることはわかりました。1本の苗から1つの実ということなので、一人っ子です。親の愛情を一身に受けて育ったことでしょう。

ただ、目の前で他の兄弟が次々ともがれていくのを目の当たりにしてるわけですから、心に深いトラウマを持っている可能性も無きにしもあらずです。

全体的に材料へのこだわりがちがいます。ただ、個人的には鶏の卵の餌である玄米は無機ヒ素問題があるため、それは嫌かもとその点だけは気になりました。

一方のこちらは安さにこだわって作っていきます。

ブログ主が今回用意した材料

・日清製粉の薄力粉

・よつ葉乳業の食塩不使用バター

・ポイントがいっぱいつく日にツルハドラッグで買った卵

・スーパーの棚で1つだけ100円以上も安かった青森県産メロン

・税込み106円のライチの缶詰

・ウェルシア系ドラッグストアでTポイントで買ったグラニュー糖

・雪印生クリーム42%

・使っても使ってもなかなか減らないバニラエッセンス

ショートケーキなので材料はシンプルです。本家は和三盆糖ですが、そんな高価な砂糖は家にないです。

本家のショートケーキの構成は？

新エクストラスーパーメロンショートケーキ | パティスリーSATSUKI | ホテルニューオータニ（東京）より引用

ライチとメロンがサンドされています。……このライチはピューレ状にして挟んでいるのでしょうか。

上のメロンは葛をまとっているそうですが、今回はそういうのなしです。葛売ってないし、売っていても高いし、使い道ないです。

黄色いスポンジを焼きました

色の薄い卵黄を持つ卵の入手は無理なので、普通にスポンジを焼きました。

本家は18cmのスポンジだそうですが、18cmはかなりの大人数用で食べきれないのでで、12cmの食べきりサイズで作りました。

では、再現に取り掛かります

スポンジを焼いてからの工程は以下の通り。

・スポンジをカットする

・缶詰のライチをピューレにする

・メロンをカットする

・クリームを泡立てて、塗って挟む

我が家はケーキを塗るのに便利な回転台とかはないので、スポンジは文化包丁で文化的にカットし、皿2枚を回転代代わりにして生クリームを塗ったくりました。

途中経過も写真に取れればよかったのですが、なれない作業でそんな余裕はなかったです。すまぬ。

悲惨な完成形

所詮、素人仕事よ……。笑うがいいさ。

断面もメロン少なっ！

合格点は一つだけ見えるメロンの分厚さのみ！他にもメロン挟んだのだけど、どこに行ったのやら……。

こんな神隠しにあったようにメロンって消えていく果物だったの？

お味は？

クリームが緩い！ということをのぞけば、とってもおいしかったです。

やっぱりスーパーで買ったものとはいえ、生乳由来の生クリームは風味もよく、とにかく偉大。最初、メロンと生クリームってあまり合わないんじゃないの？って思ったのですが、バッチリ。

周りにクリームを塗らないネイキッドタイプにしたら、もう少し見た目も良かったんだろうなと思いましたが、それだとホテルニューオータニのエクセレンス先生じゃなくなるし……。

とりあえず、今回は満足としめくくろうと思いましたが、やっぱりリベンジしたいですね。