豆ならどんな豆でもあんことしておいしくなるのか。ふとそう思いたち、様々な豆をあんこにしてみました。
検証方法
スーパーや通販で豆を買い、茹でるなどして加熱して潰して、砂糖で調味します。それを朝食時に自家製の生米パンに乗せて確かめていきます。
なお、豆はすでに甘く煮ているタイプのものを購入した場合は、潰すだけにしました。
ちなみに、生米パンとはその名の通り、生米から作ったパンのことです。図書館に作り方が載った本があったので作ってみたのですが、膨らみが不十分でした。
味はほぼ米なので、ちょっと変わった形の上にイーストが混入された餅に乗せてる感じです。
検証した豆
冷凍そら豆
納豆
黒豆の甘煮
蒸しひよこ豆
冷凍えんどう豆
レンズ豆
検証結果
冷凍そら豆
「あー、うん。これは食べたことがある。えーと、なんだったっけ?あ、そうだ、そうだ、うぐいす餅と同じ味。え? あ? そら豆来た!」
そういう感想です。
最初は普通のうぐいす餅と同じ味で、そら豆特有のクセのある味わいがあとからやってきました。
結構、強い風味は遅刻してきて、悪びれずにヘラヘラしてる奴に似ています。人間だったら、ムカつく野郎だと思いました。
そら豆は噛み砕いて、胃液でドロドロに溶かす刑に処せるので、豆で良かったです。人間だったら、縁切ってます。
納豆
自分でも納豆をあんこにするってどうかしてるなって思いました。でも、秋田の一部の地域だと納豆と砂糖を混ぜて食べるところがあるんです。前例はあるんです。
で、感想ですが、想像より悪くありません。納豆特有の臭みは少しはあるのですが、そこまで気にならないですね。
もちろん、納豆のくさみがだめな人はもちろんだめだと思いますが、ブログ主はほぼ毎日晩ごはんに食べてるから、多分、気にならないんですよ。
ただ、納豆が持つ豆特有の苦味みたいなのは少しあって、そこがお砂糖と相性良くない部分かなと思います。
黒豆の甘煮
市販の黒豆の甘煮をマッシャーで潰したのですが、皮が邪魔をしてうまくペースト状になりませんでした。金時豆の甘煮みたいなものなのかなと思ったら、結構、固くてびっくりしました。
感想ですが普通の豆に比べて、粘りがなくて、あんこっぽくはなかったです。もっときちんと潰せば違ったのかも知れないですが。
味はいたって普通でおいしかったです。
レトルトパウチの蒸しひよこ豆
袋から取り出したら、結構固かったので、水に浸してレンジで5分茹でてもまだ固い。頑固な豆でした。
味は白あんといっしょなのですが、あんこ特有の粘りは弱めでさらりとしています。クセもなく、タンパクでとてもおいしかったです。
レンズ豆
なんかあんこというよりもピューレっぽい仕上がりに……。豆を煮た後に水分を飛ばせばよかったのかも知れませんが、潰す前は大丈夫そうだったんですけど……。
味は……あ、砂糖入れすぎたのか、甘すぎる……。食感は緩いんですが、あんこっぽい雰囲気はあったので、しっかりと水分を飛ばせばあんこになったんだと思います。
検証してみて
基本的に豆なら何でもあんことしておいしいことがわかりました。そういえば、日本では野菜に砂糖をまぶしたお菓子が江戸時代には作られていたので、基本的に豆に限らず野菜は砂糖と相性がいいのかも知れません。
ちなみに、豆にもクセとか個性があるので、どの豆あんが好きか好みの問題ですね。
驚いたのが、一番美味しくなさそうな納豆がおいしかったこと。調べてみると、北国で砂糖を入れる地域はちらほらあるようでした。
青森在住のブログ主が住む地域では全く入れませんが。