冷え性を改善したいと目をつけたのが、冷え性改善ってキーワードで調べると必ず出てくる辛くて黄色い生姜です。
色々と調べたところ、生姜を蒸したり煮たりしてからオーブンで乾燥させるのが一番良さそうとなったので、蒸し生姜を作っていきます。
冷え性改善の恩人になりえる生姜を切り刻んで、火にかけて、オーブンに突っこむ……。
人間は加工するという知恵を持ってしまったがために、かくも残酷な生き物になったものです。
蒸し生姜の効果
加熱していない生姜もジンゲロールという成分により殺菌効果や血行促進、脂肪燃焼と素晴らしい効果があるのですが、加熱するとジンゲロールがショウガオールに進化します。
ジンゲロールは体の表面を温めるのが得意な成分で、一方で体の内部を冷ますのも得意技です。表面上は空気を読んでテンション上げつつ、内面は冷めた目で周囲を見ているタイプでしょう。
体の内部も外も冷え切っている冷え性人間にとっては冷まされるのは遺憾なことですが、進化体であるショウガオールは体の内部を温めるのが得意技。
そのため、冷え性を効率よく改善するにはショウガオールが良きです。
ショウガオールを効率よく摂取するには?
ジンゲロールをショウガオールに進化させるには生の生姜を1時間以上80℃から100℃で加熱しなければいけません。
その上、高温すぎるとショウガオールはまた別の成分に進化してしまい、無効になるそうです。
しかも、乾燥させないと冷めた時にショウガオールの一部はジンゲロールに戻ってしまいます。
1時間の作業を徒労にしないためにも天日やオーブンで乾燥させる必要があります。なお、オーブンで乾燥させるだけでもショウガオールは増えるそうです。
摂取量は?
色々と調べても適量はまちまちです。ただ、摂取すれば、体に異変が起きて地獄を見るので、少量ずつが基本。
一度の摂取量は小さじ1/4ほどにしておくのがいいと思います。
材料
生姜 適当
水 鍋が焦げない量
作り方
1.生姜を洗ってから、スライサーで薄くスライス
2.1時間蒸して、水気を拭き取り、100℃のオーブンで1時間乾燥させます
3.カラカラに乾燥させたら、ミルか何かで粉にすると使いやすい
色々と調べ、色々な作り方を見て、自分の中で一番、理解できたのがこの作り方でした。
スライサーがとっても大事なので、ぜひ用意してください。
画像で解説
生姜は薄くスライスしたほうがカラカラになりやすいので、スライサーを使いましょう。
前に包丁でカットしたら、2時間オーブンに突っ込んでも乾燥されてなくて、セミドライっぽくなってしまいました。
あとは1時間蒸します。
80℃から100℃で1時間加熱すればいいとのことなので、煮てもいいのですが、煮ると生姜に入ってるかもしれない水溶性の何かしらのいい感じの成分も抜けるのかもと思ったので、鍋に水を入れ、お皿とボウルで簡易蒸し器を作りました。
ちなみに、生姜なりにビタミンとか入ってるそうです。でも、ビタミンは水溶性と脂溶性の2種類あり、どっちが生姜に入ってるのかは知らない。
生姜の表面の水気を拭いて、オーブン100℃1時間で乾燥させます。表面拭かないと乾燥しにくくなります。
ただ、乾燥させるだけなので、予熱中のオーブンに入れて大丈夫です。カラカラになっていなかったら、様子を見ながら10分加熱します。
画像の生姜はまだ乾燥が足りていない感じです。
乾燥がマックスになると、ポテトチップス並みにパリパリです。あとは、ミルやすりばちで粉状にすれば使いやすいとのこと。
手で粉にしようと袋に入れてから揉んでみましたが、生姜の繊維が邪魔をしてきれいな粉になりませんでした。
仕方ないので、そのうち、ミルで粉々にします。洗うのめんどいんだよな、これ。
使い方
スープやドリンクにちょっと入れるのが一番手軽です。
普通の生姜パウダーよりも薬効成分が強くなっているので、お菓子作りや料理に入れる時は少なめにしてください。