欧風カレー・スパイスカレー・インドカレーの違いとは?

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昔にカレーと言ったら中辛と辛口みたいなものしかなかったのに、今はスパイスカレーやインドカレーなど様々なものがありますよね。

この記事では欧風カレー・スパイスカレー・インドカレーの違いについて紹介します。

 

 

インドカレーとは?

歴史

その名の通り、インド周辺で食べられているカレーのことで、全てのカレーの源です。

インドカレーと一口に言っても、地域によって種類が異なり、北インド風、南インド風。

南インドをさらに細分化するとチェティナード風、ゴア風、ケララ風があり、地域によってとても多様です。

北インド風は冬は寒くなるので、体を温めるためか生クリームなどの乳製品を多用するカロリー高めのカレーが多く、バターチキンカレーも北インドの系統です。

南インドカレーは暑くベジタリアンが多い南インド周辺で食べられているカレーで、とろみのないさらさらとした辛いカレーが多いです。

作り方

鍋やフライパンに油を多く入れ、玉ねぎを炒めます。トマトを加え、水分を飛ばします。スパイスや塩を入れて、馴染ませます。肉や魚を入れ、馴染ませます。水分を入れ煮ます。

フライパンの中で玉ねぎやトマトの脱水を行い、素材の旨味を凝縮させるのが特徴。

基本的に水が貴重だったため、油を多く使って炒めるのが基本で、本来はオイル煮に近い料理です。

日本で紹介されるインド料理のカレーのレシピは油を控えめにしているものが多いとのこと。

日本人向けにアレンジされたものは辛味が穏やかですが、本場は辛いです。本場のレシピで作ると辛くて食べられないです(ブログ主は)。

スパイスを楽しむことに重点が置かれているので、調味料は塩だけというシンプルさ(インドは多民族多宗教国家で食のタブーもあるため、基本はシンプルだそう)。

そのため、旨み大好きな日本人の中には物足りないと感じる人も多いです。

チェティナード風は他のインドカレーよりもスパイスをたっぷりと使っているのが特徴で、ゴア風は辛甘酸っぱい、ケララ風は辛くてスープのようなサラサラとしたカレー。

欧風カレーとは?

歴史

ヨーロッパのシチューとインドのスパイスが融合して誕生したのが欧風カレーです。日本には18世紀に伝わり、長い間、日本のおうちカレーのスタンダードです。

インドがイギリスの植民地になることで、スパイス料理がイギリスへ伝わり、航海時の食事として誕生したという歴史があります。

理由ですが、当時は栄養豊富なシチューが好まれるも、保存技術がなく、牛乳の保存ができないので、代案としてスパイスをルーにしたといわれています。

スパイスは肉などの臭み消しにも使えるので、当時の保存技術は低いので、食べられないレベルではないが、臭うみたいなお肉を料理に使うことも多かったでしょう。

そのため、臭い消しにも一役買ったことでしょう。

作り方

小麦粉を丁寧に煎って、カレー粉を加え、ブラウンルーを作ります。

そこに、丹念に飴色にした玉ネギや具、フォン・ド・ヴォー(フランス料理で使われるダシ)、赤ワインや生クリーム、肉などを入れて煮込みます。

結構、材料も多いし、つくるのにも時間もかかりますが、そのデメリットを克服したのがカレールーです。

日本国内ならば、どこにでもあるよくあるカレーです。

丹念に炒められた玉ねぎや長時間煮込まれることによって穏やかなになったスパイスの香りなどの一体感を味わうのが醍醐味です。

スパイスカレーとは?

日本で誕生したカレーで、基本のスパイスカレーのレシピは基本的にインド風カレーと同じですが、基本という言葉がなくなった途端、膨大なアレンジカレーが出現します。

通常、水のところをかつお節や昆布だしを加えていたり、醤油を入れていたりととにかくバリエーションが豊富。

また、スパイスカレーという名前のとおり、通常のインドカレーよりもスパイスを多く使っていることもあります。

前に、そういうレシピでカレーを作ったら、汗が体中からまたたく間に噴き出したりして大変でした。

スパイスは元々は薬なので、毎日、大量摂取すると良くも悪くも体に影響が出来ます。スパイスの大量摂取はお気をつけください。

作り方

基本的にインドカレーと手順や材料はほぼ同じです。そこに、日本らしくかつお節などダシが加わるという感じですね。

基本はインドカレーに近いです。ただ、日本風に昆布などが加えられたり、麻婆豆腐風カレーなどもあり、味や種類のバリエーションは広いです。

スパイスカレーの域を超えて、創作カレーのようなものもあり、カレーファンを楽しませています。

まとめ

日本でよく見るカレーには欧風カレー、スパイスカレー、インドカレーと3つの系統があります。

今回はグリーンカレーとか東南アジア系のものは割愛しましたが、地域を広げるとカレーはとにかく多く、世界に広がります。ちなみに、起源は中東とも言われています。

欧風カレーはシチュー寄り、スパイスカレーはインド寄りの日本風カレーというのがザックリとした違いです。

スパイスが強すぎるのは嫌だけど、スパイシーなカレーを食べたい時はインドやネパール人経営のカレー屋がおすすめ。