シークワーサー、すだち、かぼす、ゆずはどれも料理にかけたり、お酒の割材として重宝している人も多いのではないでしょうか。
これらはちょっと難しい言葉では香酸柑橘(こうさんかんきつ)と呼ばれ、同じような使い方をしますが、今回は違いについて紹介します。
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香酸柑橘(こうさんかんきつ)とは?
香酸柑橘(こうさんかんきつ)とは酸味が強すぎて、そのままでは食べられないけれど、料理に使ったりドリンクにするとおいしい柑橘類のことです。
それぞれの柑橘類の特徴
シークワーサー
主な産地は沖縄県。大きさは3cmから4㎝ほどで温州ミカンの仲間です。
青い実を収穫し、レモン汁と同じように使われます。完熟すると、黄色くなり甘みが増すので、ミカンのようにそのまま食べることも可能です。
すだち
徳島県で生まれた柑橘類で漢字では「酢橘」と書きます。30gから40gほどの小さな緑色の実で、ゴルフボールと同じくらいです。
刺身や焼き魚などに絞って使うのが定番の使い方になります。
柑橘類の中では香りが強いのが特徴です。
かぼす
大分県名産の柑橘類で、漢字では「香母酢」と書きます。濃い緑色の実でテニスボールほどの大きさです。
原産地はヒマラヤで江戸時代に中国から来たとされています。
料理に絞りかける以外にもポン酢などの調味料やドレッシングに加工されたものが多く販売されています。
すだちよりも柔らかな香りが特徴です。
ゆず
原産地は中国で、日本における歴史も古く、奈良時代から栽培されてきました。完熟して黄色くなったものは11月頃に出回り、完熟前の実が青いものは夏に出回ります。
他のものと違い青い未熟果(青柚子)、黄色く熟した実(黄柚子)の両方とも利用されているのが特徴です。
柚子胡椒に使われるのは夏に収穫した青柚子になります。
栄養の違いは?
今回取り上げた柑橘類の栄養は基本的にどれもビタミンCとクエン酸が含まれていて、疲労回復が期待できます。
また、皮にはノビレチンというポリフェノールがあり、特に完熟前の青いシークワーサーに突出して多く含まれているのが特徴です。
違いまとめ
シークワーサー、すだち、かぼす、ゆずの違いは栄養はどれもビタミンCとクエン酸が含まれ、疲労回復が期待できます。
使い方に関しても果汁を刺身などの料理に絞ることが多く、煮ています。
それ以外の違いは、
「シークワーサー」沖縄が特産、3cmから4センチほどの実、ジュースでの利用が多い、苦みのある爽やかな風味
「すだち」徳島県の特産、30gから40gほどの大きさ、ポン酢などの調味料に加工されることが多い、強い香りと酸味
「かぼす」大分県が特産、テニスボールくらいの大きさ、ポン酢などに加工される、柔らかな香りと酸味
「ゆず」高知県が特産、テニスボールくらいの大きさ、用途が広い、甘さのある酸味
以上のようになります。
味や風味が異なるので、好みで使い分けてみてください。
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