ファミマあたりでヒットしたのがキッカケなのか、最近、ボンボローニが色々なメーカーから売り出されています。で、思ったことがあります。
「結局、ボンボローニはクリームドーナツと全く同じじゃね?」
結論としてはクリームドーナツだが、全く同じではないことが分かりました。では、どう違うのかは記事を斜め読みしといてください。
買ってきた
ファミマから買ってきました。イタリアトスカーナというところの定番おやつ。
表面には粉糖がかかっていて、中にはカスタードクリームが入っています。うん、……やっぱりクリームドーナツだ!
結局、ボンボローニが一から十までクリームドーナツなのはわかりましたが、名乗るからには何か他との違いはあるのか、それとも単純にイタリア語でクリームドーナツという意味なのかをグーグル先生で調べました。
ボンボローニとは?
グーグル先生が出した答えは以下です。
・ボンボローニの語源は爆弾。丸っぽい形が手りゅう弾っぽいから名づけられた。
・基本はイースト生地で低温長時間発酵させてから揚げる。
・ドーナツの真上に穴をぶち明けて、クリームをおりゃおりゃと突っ込む。
・仕上げに粉糖を振る。
上記が主にボンボローニの諸条件とされていました。ということは、側面に穴があるファミマなどのボンボローニはボンボローニを語る偽物です。
そもそも、各社のボンボローニがど頭の頂点に穴がぶち開けられていたとしても低温で長時間発酵させているのか不明なので、本物のボンボローニなのかどうかわかりません。
つまり、我々は本物のボンボローニをまだ知らないのかもしれません。
私はイチイチ、メーカーのお客様相談室に電話をして、
「お宅のボンボローニは本物ですか?」
という電話はしたくないですが、本物には少なからず興味があります。
「イタリア ボンボローニ 輸入」で検索したところ、そんな店はありませんでした。
ドーナツという揚げ菓子を輸出して儲けようというバカなイタリア人も揚げ菓子を輸入して食ってみようという愚かな日本人も私以外に現状いないのです。
皆、正常でした。
本物のボンボローニを作ろう!
なければ作るしかない。幸い、ドーナツやパン生地は過去に数回作っているので、やってやれないことはありません。
今回は低温長時間発酵ということで、通常のパン生地よりもイースト菌を減らし、砂糖を増やし、こねまくり冷蔵庫で一日ほど寝かせてから作りました。
我ながら見た目はいい感じです。
クリームもきちんとうりゃうりゃと押しこみました。
味も食感もやっぱりクリームドーナツです。ファミマのより生地がちょっと固いですが、おいしいです。
結論
特にこだわりがないのがクリームドーナツなので、定義もクリームさえ入って揚げてりゃOKというおおらかなもの。
そのため、ボンボローニも広義ではどうあがいてもクリームドーナツなのですが、一応、製法にこだわりがあります。
今回は本場に近い作り方をしましたが、作っても食べてもやっぱりクリームドーナツでした。おいしかったけど。
ちなみに、イタリアではおやつ以外に朝ごはんとしても食べられているとのこと。
イタリアの朝食は日本とは違い、コーヒーなどをお供に少量食べ、途中、間食を挟み、昼食を迎える習慣があるので、本場のボンボローニは小さめらしいです。
日本のものは結構大きい気がします。その分、クリームもたっぷりですけど。
レシピ知りたい方は以下の記事に。
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