コンビニで買えるあんバターパン3つ実食した結果→俺こそあんバターだ!とシャウトしているのが1つあった

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スーパーやコンビニでもよく見かけるあんバターを、なぜか見かける度に手に取ってしまいます。正直、あんことマーガリンのコッペパンと類似しているのに、こちらは見かけても手に取らないです。

あんバターという文字に何か魔力がこもっているのでしょうか。

魔防0ゆえに、どうせ、見かける度に買って食っちまうんだからということで、今回は以下に紹介する3つの商品を比較しつつランキングにしてみました。

デイリーヤマザキ「特撰あんバターフランス」

ローソン「あんバタークロワッサン」

ファミマ「あんバターフランス」

 

なお、この記事は2022年2月に執筆したものです。現在は販売されていません。

 

 

比較方法

毎朝の朝食にあんバターパンを食べていきます。その時、半分は常温で、半分はオーブントースターで温めます。率直に一番おいしかったものを一位にしていきます。

今回の商品は全部山崎製パンが製造しているので、あんこに大きな違いはないのかもしれませんが、製パンメーカーゆえに生地は多少なりとも違いがあると信じたい。

でも、あまりに玄人過ぎて変化や違いがど素人にはわからないと困るんだけど……。

値段

値段を高い順に並べて、以下に紹介します。ちなみに、税別です。

 

デイリーヤマザキ「特撰 あんバターフランス」165円

ローソン「あんバタークロワッサン」148円

ファミマ「あんバターフランス」147円

 

デイリーヤマザキが特撰を名乗るだけあって一番高く、最安はファミマのあんバターフランスでその価格差は15円。

同じあんバターフランスと謳っていながら、結構な価格差です。やはり特撰と冠されただけありますが、ファミマはその価格差をどこまで埋めることができるのでしょうか。

カロリー・糖質・脂質

カロリーと炭水化物と脂質を比べていきます。こちらはカロリーが高い順に並べました。

 

デイリーヤマザキ「特撰あんバターフランス」カロリー300kcal炭水化物48.8g脂質8.3g

ファミマ「あんバターフランス」カロリー300kcal/炭水化物49.3g/脂質9.0g

ローソン「あんバタークロワッサン」カロリー267kcal炭水化物27.3g脂質16.3g

 

面白いのはローソン「あんバタークロワッサン」です。脂質は16.3gなのに、267kcalとデイリーヤマザキやファミマのものより低く抑えられている点。

炭水化物が他より少ないので、あんこや生地の量が少ないのでしょう。

デイリーヤマザキとファミマは栄養成分が似たり寄ったりなので、重量や材料の配合も似ているのだと思います。

 

 

デイリーヤマザキ「特撰 あんバターフランス」

特撰シリーズは山崎製パンのちょっとお高いパンシリーズで、デイリーヤマザキとヤマザキショップでのみ販売しています。

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生地は触った感じ、ちょっと柔らかめ。

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北海道産の小豆で作った粒あんがたっぷりと入っています。黒糖みたいなコクのある甘さが特徴ですが、原材料に黒糖は入っていません。不思議ですね。

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一見、バターはいなさそうですが、断面を見ればいますが、少なめ。

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常温で食べると生地はもっちりとしていて、こうばしくて、そんなに固くもないです。そして、風味があって力強い味わいで主張が激しめ。

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焼くと生地のもっちり感が弱まって、ふんわり感が増します。そして、あんこも甘さもちょっと控えめになります。

正直、あんこもパンも主張が強くて、風味を消しあっている印象。個人的にはあんこの風味のほうを感じたいので、パンの個性はもう少し控えめでも良かったかな。

パンはハッキリ言うとチーズやハムのほうが合いそうな味で、あんこを引き立てる仕事は不向きだと思いました。食事系として最高の風味と味わいになってしまったあたり、製パンメーカーの技術力や気合が裏目に出てしまったのでしょうか。

バターが少なくて風味もそんな感じないので、ちょっとおしゃれに変身したあんぱんって感じ。バター好きは追いバターをしたほうがいいと思います。

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ローソン「あんバタークロワッサン」

生地にフランス産発酵バターが57%、中のバターには北海道産バターが37%で使われているというように、なんだか数字にかなりのこだわりがあるようです。家計簿つけるのが得意でFP3級資格取ってそうなあんバターです。

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発酵バターと普通のバターの風味の違いとかよくわからないから、そんなに数字ばっかり追わなくて大丈夫ですよと声をかけくなりましたが、見た目はごく普通のクロワッサンと見せかけつつ数字大好きの理系タイプなのかもしれません。

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中は日頃の節約とウェル活で貯め込んだのか他の商品よりもバターが多いです。氷砂糖を加えて炊いたというあんこはつぶあんですが、そんなにつぶつぶはしていません。

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常温で食べるとしっかりとした塩気をもっちり食感の生地から感じます。あんこは甘さが少しだけ控えめでスッキリ。そして、バターの存在感が強く、これぞあんバター!とハッキリとシャウトしていて、他と一線を画しまくっています。

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リベイクしてみると、生地はパリッと感がよみがえり、バターがとろけたことにより存在感と塩気がさらに際立ち、甘さも強くなりました。

あんことバターの両方が多いので、あんバターを食べてる感がしっかりとあり、文句なしにおいしい!

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ファミマ「あんバターフランス」

北海道産バターを使用しているこちらは最近、リニューアルされたそうです。

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ころころとした丸い形が特徴的。

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断面です。

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常温で食べるとフランスパンでありながら、結構柔らかくてふんわりとしていて、塩気がしっかりとしています。

あんこはちょっと甘さが強めかもだけど、癖がなく食べやすいです。バター感もちょっと感じます。

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リベイクに失敗して真っ黒こげになってしまいましたが、焦げを取って食べてみると、バターの味をしっかりと感じます。

バターも生地同様塩気が強くて、あんこは甘さが強まりました。塩があんこの甘さを引き出したのかもしれません。

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味のバランスはとても良かった上に、形もころころと丸くて可愛いですが、あんこと生地を一緒に口に入れづらかったです。

あんこだけ、パン生地だけみたいになりがちで、細長い形は両方が口の中に入れるのに理にかなっているのだなと実感。

 

 

総括

結果ですが、1位ローソン「あんバタークロワッサン」、2位ファミマ「あんバターフランス」、3位山崎製パン「特撰あんバターフランス」になりました。

ローソンのあんバタークロワッサンがバターの量が多いために、ずば抜けてあんバター感があって、おいしかったです。

しっかりとあんこの存在感もありながら、クロワッサンというバターを練りこんだ生地の効果もあってかもっともバターを感じられ、「俺こそあんバター!」と絶叫していました。

一方残念だったのはデイリーヤマザキです。バターが少なく、パンの主張が強かったために、あんこの風味を邪魔していた印象があります。

最も長く店頭で売られているのがファミマのあんバターフランスですが、正直、可もなく不可もなくベーシックな味です。

今回の商品は全て山崎製パンが作っていますが、生地とあんこにかなり違いがあり面白かったです。

山崎製パンは自分とこのあんこもパンも作ってるうえに、他所のも作ってあげて本当に忙しそうだなと感じました。