突然ですが、先日、ミスタードーナツのドーナツを食べたのですが、当然のようにおいし~っと笑顔になり、気がつけば、ドーナツについて色々調べていました。
そうしたら、沖縄の有名なお菓子サーターアンダギーとドーナツの違いなんて疑問を見つけ、私もすっごく気になったのです。
同じ揚げ菓子ですが、どのような違いがあるのか調べまくったので、同じ疑問を持っている方に紹介しますね。
ドーナツとは?
歴史
ルーツは伝統的な西洋の揚げ菓子です。元々は生地の真ん中にクルミが乗っていて、穴は開いていませんでした。
穴が開いたのはアメリカでのこと。現地でクルミが手に入らなかったことと火通りをよくするために穴が開けられたとされますが、穴の理由については諸説あります。
日本でメジャーになったのは1970年代以降のことで、この頃には日本初のドーナツ店が登場しました。
材料と作り方
ドーナツは小麦粉・卵・牛乳・バターなどを混ぜて作った生地を油で揚げて作ります。
小麦生地はベーキングパウダーを入れたケーキ生地とイースト菌で発酵させたパン生地、シュー生地で作ったものに分かれます。
現在はヘルシー志向の人向けに焼きドーナツというものもあり、必ずしも油で揚げているとは限りません。
また、材料に関しても豆腐やおからを使用して、カロリーと糖質を抑えたものがあります。
サーターアンダギーとは?
歴史
サーターアンダギーは沖縄の伝統的な揚げ菓子で、沖縄県首里地方の方言で、「サーター(砂糖)」+「アンダギー(揚げ物)」を組み合わせた言葉です。
中国から伝わったもので、開口笑(カイコウシャオ)というお菓子が元になっていて、幸せの象徴や縁起物であり、結納やお祝い事に欠かせないお菓子になっています。
沖縄の伝統菓子ですが、高貴な方々の食べ物だったため、庶民が気軽に食べられるようになったのは戦後のことです。
塩味のものもあり、こちらは白サーターアンダギーと呼ばれています。
作り方と材料
縁起のいいお菓子の材料はドーナツと似ていますが、小麦粉、卵、砂糖、三温糖、ベーキングパウダーを使い、ラードで揚げます。
水分は卵のみで、ずっしりとした食べ心地が特徴です。
ドーナツとサーターアンダギーの違い
味と食感
どちらも甘いですが、ドーナツに比べてサーターアンダギーのほうがずっしりとした重い食感です。少量でもお腹がいっぱいになるくらい食べ応えがあります。
ドーナツは生地が色々とあるので、様々な食感のものがあります。サーターアンダギーに近いのはオールドファッションでしょうか。
味については、どちらもプレーンもあれば、ゴマやイモなどを組み合わせたものもあり様々あります。
沖縄では甘くないサーターアンダギーもありますが、ドーナツで甘くないものはないと思います。
歴史
ドーナツとサーターアンダギーの歴史の違いは以下のとおりです。
・ドーナツが西洋由来
・サーターアンダギーが中国由来
材料
共通した材料は小麦粉、卵、砂糖ですが、以下の違いがあります。
・ドーナツはバターやミルク、水を材料に使う。
・サーターアンダギーはバターやミルクといった乳製品や水は使わず、ラードで揚げる。
カロリーと糖質
1個当たりのカロリーと糖質を紹介します。
ドーナツのカロリー1個(59.7g)/224kcal/糖質31.3g
サーターアンダギー1個(32.3g)/119kcal/糖質17.12g
上記は1個当たりでしたが、100g換算にすると以下の通りです。
ドーナツのカロリー100g/375kcal/糖質52.4g
サーターアンダギー100g/368kcal/糖質53g
どちらもそんなに変わりはないです。
栄養
ドーナツとサーターアンダギーはどちらも脂質と炭水化物が高く、決してヘルシーな食べ物とは言えません。材料も似ているので、栄養素に大きな違いもありません。
どちらにも卵が入っているため、ビタミンKやセレン、モリブデンが少しだけですが含まれています。
ビタミンKは出血をした時に出血を止めるのに必要な成分です。セレンは抗酸化作用のある成分で、必須ミネラルになります。
モリブデンは体内の有害物質を分解する酵素を作るのに必要な成分です。
どちらもおいしく食べよう!
ドーナツとサーターアンダギーの違いについて説明しましたが、大まかな分類だと材料に乳製品を使っているのがドーナツで使っていないのがサーターアンダギーです。
ドーナツは西洋の伝統菓子で、サーターアンダギーは中国由来のお菓子です。原料は似ていますが、歴史は全く異なります。
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